高橋剛(たかはしごう)1921年–1991年
高橋剛は、昭和から平成にかけて活躍した彫刻家です。
作品の大きな特徴は、“踊る女性”というモチーフを追求し続けたこと。バレエを踊る女性のさまざまな姿を彫刻で表現し、躍動的な肉体美やイキイキとした生命感を見事に描き出して高い評価を得ています。そのほかの作品も、特に女性の全身像を得意としていたことが特徴として挙げられます。
生涯を通じて多くの賞を獲得しており、いずれの作品も高い価値を誇ります。
“踊る女性”に魅せられた現代彫刻を代表する彫刻家
1921年、高橋剛は山形県酒田市に生まれました。生家は代々、寺社仏閣に納める彫刻作品を手がけており、祖父は宮彫師、父は仏教彫刻の作家でした。 そんな中、高橋剛は彫刻に興味を持ち、父に木彫の手ほどきを受けます。
1940年に上京すると東京美術学校(現在の東京藝術大学)に入学。関野聖雲に師事して彫刻を学び、1946年に卒業。その翌年には日展に初入選を果たして話題を呼びます。 北村西望に師事して彫刻をさらに深く学び、1954年の日展で「バレリーナ」を出品。これをきっかけに、生涯にわたって“踊る女性”というモチーフを追い求めていくことになります。 その後、1956年から3年連続で日展の特選を受賞するなどして活躍し、1961年には日本芸術院恩賜賞を受賞。翌年には日本彫塑会の会員となります。
その後、日本彫刻会(旧日本彫塑会)の理事や委員長を歴任し、東京家政大学の名誉教授に就任するなど、その功績をたたえられました。 また、死去する3ヶ月前の1991年6月、自身の手がけた作品の石膏原型を故郷の山形県酒田市に寄贈。最後まで芸術の振興に努め、その生涯を全うしました。
高橋剛の代表作
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「稽古場の踊り子」
トゥシューズを履き、ラフな雰囲気で踊りのポーズをとっている女性を表現した作品です。 両手を頭の後ろで組み、左足はトゥシューズのつま先を立てて、今まさに踊り出そうとしているその瞬間が見事に表現されています。 こちらは現在、山形県酒田市の酒田市美術館に所蔵されている作品です。 なお、1985年に日展に出品されて日本芸術院賞・恩賜賞を受賞しました。
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「渚にて」
こちらは“踊る女性”をモチーフにした作品ではありませんが、高橋剛らしさが出ている傑作のひとつです。ワンピースの裾をたくし上げ、水際で過ごしている女性の姿を表現しています。 足もとに押し寄せる波を気にしつつ、リラックスして過ごしている女性の軽やかな生命感が印象的です。 現在、「稽古場の踊り子」と同じく酒田市美術館に所蔵されています。
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