
エマニュエル・フレミエ(Emmanuel Fremiet)1824年 – 1910年
エマニュエル・フレミエは、主に19世紀のフランスで活躍した彫刻家です。
特に動物を題材にした作品で知られており、代表作の「熊と戦う狩人」「女性をさらうゴリラ」など、自然の荒々しい面にスポットを当てた作品がよく知られています。しかしその一方で、動物のユーモラスな姿を表現した作品も少なくありません。さまざまな魅力がある彫刻家として、現在でも多くの人に愛されています。
動物を題材にした作品で知られるフランスの彫刻家
1824年、エマニュエル・フレミエはフランスの首都パリで生を受けました。
少年時代から優れた芸術的センスを発揮しており、やがて芸術の道へと進むことになります。
ちなみに、その芸術的才能に気づいたのは、いとこのソフィー・フレミエでした。
画家として活躍していた彼女はエマニュエル少年への援助を惜しまず、その後押しもあって、少年は13歳で国立高等装飾美術学校に入学。主に絵画を学びます。
特に、学校では動物の絵画制作に熱中し、動物の解剖に立ち会って体の構造を研究するなどしています。
そんなエマニュエル・フレミエは、やがて立体作品の分野に興味を引かれるようになり、1843年にはパリの芸術サロンに動物(ガゼル)の彫刻を発表します。 そしてそれを皮切りに、動物彫刻の作品を多く手がけるようになります。 パリのサロンで多くの賞を獲得してその名を知られるようになったエマニュエル・フレミエは、やがて公共施設に設置する彫刻や装飾の依頼を受けるようになります。
1870年代には普仏戦争のあおりを受けて一時パリから逃れましたが、戦後に復帰。パリ植物園の教授、ルーブル美術館の彫刻部門監督などを務めます。 1878年には、長年の功績がたたえられてレジオン・ドヌール勲章を授与されています。
エマニュエル・フレミエの代表作
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「熊と戦う狩人」
フランスのパリ植物園に設置されている作品で、タイトルにある通り素手でクマと渡り合う狩人(猟師)の姿が表現されています。体の大きさは同じくらいですが、クマのほうがやや優勢の様子。顔をそむけて苦悶に喘ぐ狩人の表情が胸に迫ります。また同時に、クマの体が見事に造形され、盛り上がる筋肉や冷たく獲物を見つめる表情などが緻密に表現されています。 動物の彫刻を得意としたエマニュエル・フレミエの面目躍如というべき傑作です。
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「女性をさらうゴリラ」
フランス西部の都市ナントにあるナント美術館に所蔵されている作品です。 こちらもまた、上の「熊と戦う狩人」と同じく動物と人間の戦いが描かれていますが、こちらの場合は動物側の圧勝の様子。左手に人の頭ほどもある大きな石をつかんだゴリラが歯をむき出して威嚇しつつ、右腕にはしっかりと女性の裸身を抱え込んでいます。ショッキングな情景を表現した作品ですが、今にも石を持った手を振り上げそうなゴリラの雰囲気などは、やはり見事です。
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