
葉浅予(ようせんよ)1907年–1995年

葉浅予は浙江省出身の画家であり、“中国絵画の巨匠”として名を馳せた人物でもあります。
上海漫画社に入社後、当時の中国で爆発的な人気を誇っていた漫画『王先生』をはじめ、数々の名漫画を手がけました。30歳を過ぎてからは、画家である常書鴻や張大千などの躍動感あふれる絵に感銘を受け、中国画の制作を開始します。
その後、中国画「夏」「中華民族大団結」「北平解放」などの名作を次々と発表。また、人気小説『子夜』の挿絵も担当するなど、目まぐるしい活躍を見せました。
漫画や中国画を通して芸術の普及に努めた巨匠
幼い頃から絵を描くのが好きだった葉浅予は1920年、上海に上京。
仕事をしつつ、教科書や広告に掲載するイラストを描いて生活していました。
その後、一時は失業するものの、上海漫画社に入社。中国漫画の礎となる漫画雑誌『上海万華』、および人気漫画『王先生』を生み出します。特に、上海の中流階級および下層階級の日常を描いた『王先生』は大ヒットし、脚光を浴びました。
その後も数々の漫画作品を描いた浅予は、30歳のときに漫画家仲間と第1回全国漫画展を開催。さらにその翌年、中国漫画界救亡会を設立するなど、中国漫画界の歴史的な1ページを作り上げました、
こうして中国漫画界に強い影響を与えた浅予でしたが、第二次世界大戦が勃発したあたりから、一転して中国画の制作に力を入れるようになります。 1950年代には「北平解放」をはじめとする代表作を次々と生み出したほか、中国芸術家協会の副会長や中国中央美術学院中国絵画部門の長など、名誉ある役職も務めました。 その後も、上海が植民地だった頃の情景を描いた人気小説『子夜』の挿絵を描いて注目を集めます。 また、芸術行路団を結成し、中国各地で芸術の普及と発展に尽力しました。
葉浅予の代表作
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「北平解放」
中華人民共和国の創立10周年にあたる、1959年に描かれた作品です。
大勢の民衆が赤い旗を掲げ、北平の平和解放に歓喜している様子が緻密に描写されています。 作中には数え切れないほどの民衆が描かれていますが、1人1人の動きを見事に描き分けており、それぞれが思い思いの形で喜びを表現している点が印象的です。
葉浅予の画家人生において、絶頂期だったとされる1950年代に描かれた代表作のひとつです。 そのほか、「中華民族大団結」「西藏舞蹈」「舞蹈人物」などが代表作として挙げられます。
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