鶴岡義雄(つるおか よしお)1917年-2007年
鶴岡義雄は、昭和から平成にかけて活躍した洋画家です。
モダンでエキゾチックな女性像を描き、西洋と日本の美意識を融合させた、独自の世界観を創り出しました。色彩やタッチが繊細で緻密でありながら、女性の表情や雰囲気は魅惑的な印象を与えます。
サロン・ドートンヌ会員にも選ばれ、洋画家としての視点と技法で、日本的な美しさや優雅さを表現しました。
洋画界に革新的な影響を与えた画家
1917年、鶴岡義雄は茨城県土浦市に生まれました。 芸能一家の出身で、幼い頃から絵画に興味を持ち、画家を目指すようになります。日本美術学校(現・日本美術専門学校)に入学後は、林武に師事し洋画を学びました。卒業後、二科展に出品した「台湾蛮女」が初入選を果たし、画家としての道を歩み始めます。
1947年には「化粧」で二科賞を受賞し、1950年からは二科会員となりました。 1950年代後半には、北米・中米・フランスなどの各国を取材し、活動の場を広げます。1973年にはパリにアトリエを構え、パリの街並みや人々の生活を描いた風景画を手掛けました。パリでの生活をきっかけに、華やかで気品のある「マドモアゼル」シリーズの制作に取り掛かります。鶴岡義雄の作品は、西洋的造形思考と日本的感性が融合した独自のスタイルで、国内外で高い評価を受けました。 この頃にパリジェンヌを描いていた際舞妓を描きたい気持ちが芽生え、「舞妓」シリーズの制作を始めます。根底に共通する洗練された美を追求し続け、「マドモアゼル」シリーズとは異なる画風で、人気を集める代表作として高く評価されました。
1974年、フランス滞在中に制作した「ソワル・ド・パリ」が内閣総理大臣賞を受賞し、1993年には勲四等旭日小綬章を受章しました。 晩年まで多数の作品を生み出し、2006年には二科会名誉理事となるまで、二科展への貢献は計り知れません。 その後も生涯にわたり二科会を中心に画業を続けましたが、2007年に逝去されました。
鶴岡義雄の代表作
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「マドモアゼル」シリーズ
フランス・パリでの生活をきっかけに描き始めたこのシリーズは、華やかで気品のある女性の姿を美しく表現しています。ドレスや装飾品の色彩や質感、女性のまなざしや表情、鼻筋や輪郭など、細部にわたって繊細かつ魅惑的なタッチで描かれています。鶴岡義雄は、「マドモアゼル」シリーズを通して、自身の理想とする女性像を追求しました。 このシリーズは、多くのファンを魅了し、鶴岡義雄の名声を高めることにもなりました。
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「舞妓」シリーズ
「マドモアゼル」シリーズで知られるようになった後、日本の伝統に根ざした舞妓の姿にも魅力を感じるようになりました。このシリーズでは、美しい着物や装飾品を身につけた舞妓の表情や雰囲気を、西洋的な造形思考に基づいて描いています。色彩や質感、構図や配色など、細部にわたって繊細かつモダンなタッチで表現されています。舞妓を描いた作品は多数ありますが、その中でも「舞扇」「歌留多」「合わせ鏡」などが有名です。
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