杉本健吉(すぎもとけんきち)1905年–2004年
杉本健吉は、明治後期から平成にかけて活躍した洋画家であり、イラストレーター、グラフィックデザイナーでもあります。
シンプルで柔らかな線を用いて描くことを得意としており、肩の力が抜けた独特な画風の作品を多数生み出しました。これについて、本人は「自然と戯れているうちに絵ができた」と述べています。
現在、杉本の作品のみを展示した「杉本美術館」が愛知県知多郡美浜町美浜縁苑に設けられており、ここでのびのびとした独特な世界観に浸ることができます。
また、挿絵画家として活躍した経歴もあり、吉川英治の『新・平家物語』をはじめ、数々の著作の挿絵を担当したことでも有名です。
趣ある古都・奈良の風景を巧みに表現した洋画家
杉本健吉は1905年、愛知県名古屋市に生まれました。
幼い頃から絵を好んでおり、旧制愛知県立工業学校(現・愛知県立愛知工業高等学校)図案科を卒業したのち、洋画家・岸田劉生に師事します。
しかし、絵画だけでは生計を立てることがかなわず、日中はグラフィックデザイナーとして企業のポスター制作などに励みました。
それから3年後の1926年、グラフィックデザイナーとして働く傍らで描いた作品が公募展で初入選。日本画壇デビューを果たします。 この出来事により、日本中から若手画家として注目を浴びるようになった杉本は、44歳まで画家とグラフィックデザイナーを両立して多忙な日々を送りました。 しかし、このままでは本当に自分がしたいことをできないと考え、奈良に転居することを決意。以後、東大寺観音院の古い土蔵をアトリエにして、絵描きに専念します。
この頃から杉本の作風は一転し、これまでに溜め込んだものをすべて放出したかのような気迫あふれる作品を多く生み出します。 こうしてさらに世間から高い評価を得た杉本は、やがて国画会に入り、また文展や日展で数々の賞を受賞。65歳まで輝かしい活躍を見せました。 とはいえ、66歳で画壇から引退したあとも個人では創作活動を続けており、99歳でこの世を去るまで、長く画業に専念し続けました。
杉本健吉の代表作
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「大和風景」
透明感のある柔らかな筆致で、うららかな大和(奈良)の風景を描いた作品です。 みずみずしい田んぼ、軽やかな瓦屋根、爽やかな林の無効でのびのびと天を指す尖塔など、涼しげな心地よいワンシーンが表現されています。
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「博物館彫刻室」
奈良帝室博物館内のワンショットを描いた、杉本健吉の代表作のひとつ。 展示室に飾られた展示ケースを題材にした珍しい作品であり、1946年開催の日展で特選に選ばれました。
そのほか、「花」「秋郊」「博物館中央」などが代表作として知られています。
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