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宋文治(そうぶんじ)の作品買取実績や歴史をご紹介します

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宋文治
1919年 - 1999年
中国掛軸買取

宋文治(そうぶんじ)1919年–1999年

中国掛軸

宋文治は、20世紀半ばから後半にかけて活躍した中国の画家です。
古来の山水画を学んで知識と技術を身につけた宋文治ですが、必ずしも伝統のみを大切にしていたわけではありません。風景に過剰に近寄らず、俯瞰で眺め下ろすような角度で描く独特の構図を編み出し、“現代山水画”の基礎を築いています。特に1950~1960年代を中心に、急速な工業化の中で大きく変化していく都会の山水風景を繊細な筆致で作品化し、多くの人を魅了しました。

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変わりゆく中国を描いた“現代山水画”の巨匠

1919年、宋文治は中国江蘇省で生まれました。
著名な画家のひとりとして活躍していた張石園に学び、その後は山水画・花卉画を得意とした巨匠・呉湖帆に師事して奥ゆきのある現代絵画のセンスを磨きます。 特に師匠のもとで腕を磨いた山水画・風景画を得意とし、現代的な目線を盛り込んだ独自の構図で優れた作品を世に送り出していきます。

はじめは美術教師として、のちに専業画家として独り立ちした宋文治は、国内各地を転々としながら絵画に没頭。特に1950年代からめきめきと頭角をあらわし、美術展で高い評価を得るようになりました。 1960年代には江蘇中国絵画学院で要職を務めつつ、他の画家たちとともに国内を巡るスケッチ旅行に出発。約9万キロに及ぶ旅の中で優れた作品を数多く描きました。 工業化が進む中で変わっていく中国の風景を、抒情的なタッチで表現しています。

知識人たちが不当な弾圧を受けた文化大革命の時代(1966~1976年)には、一時期“思想改造”のための施設に送られて強制労働に従事しますが、その間も絵筆を手放すことはありませんでした。

文革後には画家として活動を再開し、優れた作品を発表するかたわら世界各国で個展を開催(日本でも1980年代初めに個展が開かれています)。 その後は世界各国を巡り、中国美術界の要職に就き、80年の生涯を全うしました。

宋文治の代表作

  • 「山川巨変」

    同タイトルの作品がいくつかありますが、特に注目に値するのは1960年に描かれた「山川巨変」です。
    中国は、世界有数の巨川である長江と黄河の増水・氾濫による洪水にしばしば悩まされていましたが、黄河に関しては、1950年代の後半に旧ソ連の協力を得て「三門峡ダム」を築き、問題解決を図りました。巨大な防壁のようなコンクリートのダムは多くの画家に刺激を与えて作品を描かせましたが、宋文治もダムを題材にして絵筆をとったひとりでした。 どうどうと鳴りそうなほどに激しく流れる黄河と荒削りの岸壁、そしてダムの圧倒的な存在感を見事な筆致で描き切っています。

  • 「江南春色」

    工業化の中で変わりゆく中国の風景を材に取ることが多かった宋文治ですが、自然の美しさをフィーチャーした作品も数多く描いています。 この作品もそのひとつであり、桃の花が美しく咲き乱れる揚子江周辺の山水風景を抒情性たっぷりに表現しています。あたたかく穏やかな風が画幅を通して感じられるような繊細な筆致が特徴です。
    その他、「北温泉道中」「江南三月」などが代表作として知られています。

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