
李苦禅(りくぜん)1899年–1983年

李苦禅は近代中国画壇において、ひときわ著名とされている画家の1人です。
また、書家、教育家としても広く知られており、中国芸術界の発展に大きく貢献しました。
その輝かしい功績や圧倒的な人気から、没後、山東省に「李苦禅記念館」が建てられたほどです。
そんな李苦禅は花鳥画や山水画など、幅広いジャンルの絵を制作しました。中でも鷹をモチーフにした作品は高い定評を得ており、現代においてもその人気は衰えることがありません。
また、伝統的な中国画に西洋画の手法を取り入れた、独創的で力強い作風を見せたことでも有名です。
2013年に中国で開かれたオークションでは、李苦禅の作品が近代書画の分野において過去最高値となる落札額を記録。大きな話題を呼びました。
教育家として後進の育成にも励んだ画家
1899年、山東省高唐県に生まれた李苦禅は古来の文化に惹かれ、若い頃から画家を志します。
国立北京美術学校で西洋画の基礎を学んだのち、北京大学附設勤工倹学会に入会。近代中国絵画の第一人者である徐悲鴻に師事します。
その後、さらに“現代中国画の巨匠”と名高い斉白石のもとで学びを深め、名画家としての地位、名声を確立させていきました。
また、その一方で美術教師として後進の育成・指導にも励むようになります。
1930年に杭州国立芸術専門学校で教授を務めたのを皮切りに、以降、中央美術学院教授や北平芸術専門学校教授などを歴任。
加えて、その間に中国美術家協会理事や中国画研究院委員なども務めています。
こうして制作活動のかたわら、中国絵画の発展に貢献した李苦禅は、晩年も精力的な活動を見せました。特に大作を手がけることに注力しており、この時期に完成した作品の中には20平方メートルを超えるものも確認されています。 その後、1983年に83歳で逝去。彼の偉業を称え、山東省に「李苦禅記念館」が設立されました。
李苦禅の代表作
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「英姿颯爽」
李苦禅が得意とした、鷹をモチーフにした作品のひとつです。 凛々しい表情、勇ましい姿で遠くを見つめる2羽の鷹が描かれています。 2010年に中国で開催されたオークションでは、1120万元(日本円にして約1億7千万円)という高値がつきました。
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「盛夏図」
晩年に描かれた作品で、李苦禅が手がけたものの中で最も大きな作品とされています。 縦約360cm、横約580cmに及ぶ支持材いっぱいに、夏の鮮やかな風景が広がっているのが特徴です。
その他、「墨竹図」「双栖図」などが代表作として知られています。
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