
流政之(ながれまさゆき)1916年-1991年
流政之は昭和から平成にかけて活躍した彫刻家であり、独自の世界観を表した抽象彫刻を確立。日本国内はもちろんのこと海外でも高い評価を得ており、特に海外では“Samurai Artist”の異名で親しまれました。ブロンズや石材などさまざまな素材を使った彫刻作品を手がけていますが、特に石材を使った彫刻作品では加工のためにできた割れ目をあえてそのままに残しておく「ワレハダ」と呼ばれる独自の技巧を編み出しており、それが作品の特徴となっています。
世界にその名を知られた抽象彫刻の巨匠
1923年、流政之は長崎県に生まれました。 1942年に立命館大学に進学したものの、中退して海軍に入隊。終戦時にはゼロ戦のパイロットでした。
戦後、放浪生活を送る中で彫刻に目覚め、独学で学んで1955年に初の個展を開きます。 その後の活動が国内外で評価され、1963年に渡米。翌年、ニューヨーク世界博覧会で約600トンの石を使った展示「ストーンクレージー」を発表するなどして話題を呼びます。 1967年には、アメリカにおいて日本を代表する芸術家・文化人のひとりとして認知されるまでになります。 またその9年後には代表作のひとつである「雲の砦」を制作。ニューヨークの世界貿易センターに設置されたその作品で、流政之は国際的な評価を不動のものとしました。
1960年代、ベトナム戦争が激化する中で帰国しますが、その後も国内外でさまざまな作品を発表して高い評価を得ました。 また、1970年代後半に北海道を巡ったことをきっかけに、北海道での創作活動に注力。彫刻公園を作るプロジェクトで活躍します。 2004年には、北海道立近代美術館で行われた展覧会で「雲の砦Jr.」を発表。2001年のアメリカ同時多発テロの際に撤去された「雲の砦」を2分の1サイズでよみがえらせています。
流政之の代表作
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「雲の砦」
アメリカのニューヨークにあった世界貿易センタービルに設置されていた巨大彫刻です。 2001年9月11日の同時多発テロ事件の際、「雲の砦」は無傷で残ったものの、救助活動の妨げになるとして撤去されてしまい、現在では見ることができません。 しかし現在、北海道立近代美術館に流政之本人による「雲の砦Jr.」が設置されています。2分の1サイズで再現した「雲の砦」であり、その巨大感と重量感を感じ取ることができます。
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「映画神像」
1979年、映画の祭典である日本アカデミー賞が誕生した際に制作された作品です。 アメリカの本家アカデミー賞は長い歴史を持つ映画賞ですが、日本アカデミー賞も負けないくらいの長い歴史を紡いでいって欲しいという想いを込めて、時代を問わず受け入れられるフォルムと古びることのないデザイン性をまとった「映画神像」が作られました。 受賞者に渡されるのは、普段は東京の有楽町センタービルに安置されているオリジナルの巨像を小型化したもの。オリジナルの作品は、台座も含めると3m以上の高さにのぼります。
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