藤田喬平(ふじたきょうへい)1921年–2004年
藤田喬平は、日本を代表するガラス工芸家のひとりです。
作品の特徴は、色彩豊かであること。また作品によってはあえて曇りガラスで仕上げ、幻想的かつ優しい世界を表現していることが挙げられます。83歳で生涯を終えるまで「ガラス工芸の第一人者」として活動し、勲三等瑞宝章や紺綬褒章、文化勲章・文化功労者受章などを受章。国内外問わず人気の高い藤田喬平の作品は現在、宮城県・松島にある藤田喬平美術館に多数展示されています。
海外で高い評価をうけた“フジタのガラス”
1921年、藤田喬平は現在の東京都新宿区に生まれました。大正末期のモダンな都市景観の中で育った喬平は、中学生の頃からガラスの世界に魅せられていたといいます。
1940年、当時はまだ珍しかった美術の専門学校「東京美術学校」に進学。工芸科彫金部に進みますが、途中で少年時代からの夢であったガラス工芸に進路を変更します。しかし金属を学んだことは無駄ではなく、のちに喬平は金箔や銀箔をガラスに溶かし込み、幻想的なムードの作品に仕上げる技術を開発。ガラス工芸に活かしています。
その後、第1回日展で入選するなど、ガラス工芸家として輝かしいデビューを果たした喬平。26歳の時に岩田硝子製作所に入社しますが、数年後には独立。上野の松坂屋で個展を開催するなどして活躍し、また1970年代にはイタリアに渡り、本場の色ガラス技術を習得します。 色ガラスの中に金箔や銀箔を溶かし込んだ「飾筥(かざりばこ)」の技術を確立。海外で高い評価を受け、「フジタのドリームボックス」という愛称で親しまれました。さらに、飽くなき探求心の持ち主だった喬平はイタリアのヴェネツィアでも制作を行い、本場のヴェネチアン・グラスやスウェーデンのカットグラスにも挑戦しました。そんな藤田喬平は、2004年にこの世を去るまで数々の栄典に輝き、ガラス工芸の第一人者として活躍しました。
藤田喬平の代表作
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飾筥(かざりばこ)
色ガラスに金箔が混ぜられていること、日本の漆器のような味わいがあるのが「飾筥」の特徴です。海外から高く評価された理由のひとつに、『源氏物語』『竹取物語』の世界観をイメージして制作されたことが挙げられます。 ちなみに海外では「フジタのドリームボックス」と称されていますが、これは海外の記者に「飾筥は何を入れる箱なのでしょうか?」と聞かれた際、喬平が「夢を入れます」と答え、拍手喝采がやまなかったエピソードから名付けられたものです。
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