黒木国昭(くろきくにあき)1945年–
黒木国昭は、宮崎県出身のガラス工芸作家です。1991年、「現代の名工」に認定されました。黒木の作品は西洋のイメージが強いガラスアートに日本人が持つ感性を融合させているのが特徴で、金箔やプラチナ箔が埋め込まれている作品が多く見受けられます。「エキゾチックでありながら、繊細な日本の美しさを表現している」として、海外からも高く評価されています。
■ガラスで「日本の美」を伝える作家
1945年、宮崎県で誕生した黒木国昭は、高校を卒業するとすぐにガラス製品の製作会社・山谷硝子に入社。仕事のかたわら創作への道を歩み始め、1974年には本格的にガラスアートの活動を開始します。1977年には国家ガラス技能1級を取得し、「現代日本ガラス工芸展」「伝統工芸展」「日本のガラス展」などに作品を出品しました。
そして1984年、39歳で独立。黒木が手がけた作品は海外から評価を受けていたこともあり、翌年にはアメリカのフィラデルフィア美術館に収蔵する作品を制作しました。また、製造されていた期間が短く、幻のガラスと呼ばれていた「薩摩切子」の復元計画に参加するなど、日本の伝統を守る活動にも尽力しました。 年号が平成に変わった1989年には、宮内庁に納める献上作品を制作。さらにこの頃から国内主要都市以外にもニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、シンガポールなどで個展を開催するようになり、世界的なガラスアーティストとして活動の幅を広げました。
1991年には「現代の名工」に認定され、国際芸術文化賞、フランス・パリ芸術祭大賞など数々の賞を受賞しました。1996年には、自身の代表作である「光琳」を制作。以降も、自身の故郷・宮崎県で名作を生み続けています。
黒木国昭の代表作
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光琳
「光琳」シリーズは、皇室にも献上しているという功績がある作品です。透明感のある色硝子を何層も組み合わせ、金箔、プラチナ箔をふんだんに使っているのが特徴で、黒木作品らしい「エキゾチックな日本の美」を堪能できる作品となっています。「花鳥風月」を表現しているとされており、「昔からある風景が汚染されてしまう前に、ガラスで表現したい」という黒木の思いも込められています。ゆえに、美しさの中に見え隠れする「憂い」が見事に表現されていると世界中から高く評価されています。
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北斎、広重シリーズ
黒木は、歌川広重や葛飾北斎といった江戸時代に活躍した浮世絵師たちの作品をモチーフに、自身のガラスアートで表現しています。たとえば歌川広重の『東海道五十三次 蒲原』に材を取った花器「蒲原」は、しんしんと雪が降る蒲原宿を描いた広重の筆致を活かした作品。表面に凹凸をほどこして積もる雪の重厚感を表現し、作品に奥行きを与えています。
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