
林駒夫(はやしこまお)1936年–
林駒夫は「桐塑人形」の分野で活躍する人形作家で、人間国宝に認定されています。日本の歴史や伝統を表現した作品が多く、特に奈良時代や平安時代の人々の姿、能の一場面を表現した作品などで知られています。美術館に所蔵されている作品も多く、いずれも高い価値を誇ります。
日本の歴史と伝統を追い続ける「桐塑人形」の人間国宝
1936年、林駒夫は京都に生まれました。若い頃から伝統的な人形作りに興味を持ち、1955年に京人形の巨匠として知られていた岡本庄三に師事。また伝統芸能、特に能への興味も深く、1963年には北沢如意のもとで能面打ちを学んでいます。能面打ちを学んだ経験は、人形作家として独立したあと大いに役立ち、能を題材にした傑作を生み出す土台となりました。
そんな林駒夫の名が高まったのは、1973年のこと。この年、第20回日本伝統工芸展で日本工芸会総裁賞を受賞して優れた人形作家として知られるようになります。翌年からは日本伝統工芸展の鑑査・審査委員を務め、活躍します。その後も精力的に活動を続けて技術をさらに磨き、数々の傑作を世に送り出し、1995年には京都府指定無形文化財「桐塑人形」保持者に認定されます。またその7年後の2002年には、国の重要無形文化財「桐塑人形」保持者に認定され、人間国宝となりました。
2006年には、その優れた技術を記録した文化庁の映画『桐塑人形‐林駒夫のわざ‐』が制作され、教育映像祭最優秀作品・文部科学大臣賞を受賞しています。現在も人形作りを続けており、優雅で格調高い人々の姿を表現した作品は高く評価され、展覧会などで注目されています。
林駒夫の代表作
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「左近の桜」
文化庁による工芸技術記録映画『桐塑人形-林駒夫のわざ-』の中で作られた作品で、現在は文化庁分室に所蔵されています。“左近の桜”は京都御所の紫宸殿にある桜の木で、平安京に都が作られた当時から、代替わりを経て現在まで至っています。林駒夫は、そんな歴史ある桜の木を優美な女性の姿で表現しています。十二単をまとった女性がかろやかな身のこなしが見る人を惹きつけます。
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「翁」
若い頃から能に造詣が深く、能面打ちを学んだ経験も持つ林駒夫は、能を題材にした作品を数多く手がけています。こちらの作品もそのひとつで、“翁”の能面を付けた男性の演者が扇を広げて演技をしている姿が表現されています。能ならではの、静かでありながらも躍動感を秘めた雰囲気が見事に表現されている傑作です。
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