北村季吟(きたむらきぎん)1625年–1705年
北村季吟は、江戸時代初期に活躍した国文学者であり、俳人・歌人としてもその名を知られた人物です。
国文学者としては、平安時代の王朝文学を研究したものが知られており、『伊勢物語拾穂抄』『源氏物語湖月抄』などの著作が残されています。江戸時代後期の国文学者で、日本神話を研究して『古事記伝』を著した本居宣長は、研究にあたって季吟の作品を参考にしたといわれています。
そのほかに歌を詠んだ掛軸なども残されており、流麗で端正な趣のある書を見ることができます。
江戸時代初期を代表する国文学者にして俳人・歌人
1625年、北村季吟は現在の滋賀県に生まれました。
北村家は代々、医者を生業とする家柄であり、季吟もまた青年時代に医学を修得しています。
しかしその一方で文学への想いが募り、当時著名だった俳人の安原貞室、松永貞徳のもとで俳諧を学びます。また京都において、公家で歌人の飛鳥井雅章に和歌を学びました。 このようにして文学の世界に足を踏み入れた季吟は、長い年月をかけて古い王朝文学を研究。その成果として、『伊勢物語拾穂抄』『源氏物語湖月抄』などを著します。
一方、33歳の頃には一流の俳人として認められた季吟は、自らも作品を作りつつ弟子を取りました。 著名な弟子としては、のちにベストセラー『奥の細道』を書く松尾芭蕉がいます。
その後も研究や創作に打ち込んだ季吟は、60代に入ってから栄誉を得ることになります。 1689年、華やかな元禄文化が栄えていた時代に北村季吟は徳川幕府の「歌学方」に任じられます。 以後は「法印」の位を授けられるまでになり、創作や研究に明け暮れる後半生を送りました。
北村季吟の代表作
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北村季吟の作品
北村季吟には、学者と詩人という2つの顔がありました。
学者としては、『源氏物語』『伊勢物語』という平安時代を代表する王朝文学の研究を行ったことが挙げられます。作品としてそれぞれの注釈書を著しており、特に『源氏物語湖月抄』は後世に多大な影響を与えました。『源氏物語』の本文を全文掲載したうえで細かく注釈を施していくという学術書としては理想的な書物であり、明治時代まで用いられたといわれています。 一方、詩人としては俳諧、和歌を学んでおり、革新性はないものの、伝統に忠実な作品を数多く残しました。その才能の高さと学識の高さが認められて徳川幕府に「歌学方」として仕え、北村家は代々、幕府において和歌の研究を行うことになりました。
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