
雨宮敬子(あめのみやけいこ)1931年–2019年
雨宮敬子は昭和から平成にかけて活躍した彫刻家です。
作品の特徴は、女性のヌードをかたどった作品が多いこと。ほっそりとした女性のヌード像を数多く手がけており、表情やしぐさからは流れゆく季節の儚さや、かよわい女性が内に秘めた強い意志などが感じられます。体の線や表情を丹念に彫り込む、繊細な写実主義的な彫刻作品が多く見られます。その作品は高く評価されており、生涯を通じて日展の内閣総理大臣賞や中原悌二郎賞優秀賞などさまざまな賞を受賞しています。
作品の中には全国各地の美術館に所蔵されているものも多く、現在でも高い価値を誇ります。
女性のヌード像の傑作を数多く残した彫刻家
1931年、雨宮敬子は彫刻家・雨宮治郎の娘として生まれました。父の影響を受けて彫刻家を志し、日本大学芸術学部を卒業。その後、1956年に弱冠25歳にして日展で初入選を果たし、注目されます。その後もさまざまな作品を世に送り出し、特に1980年代には充実した仕事ぶりを見せています。1982年には長野市野外彫刻賞を受賞。さらに翌年には、日本の近代彫刻を代表する作家・中原悌二郎の名を冠した中原悌二郎賞において優秀賞を獲得します。また、1985年には日展の内閣総理大臣賞を受賞し、日本を代表する彫刻家のひとりとして知られるようになりました。
そんな多年にわたる活躍により1994年には日本芸術院会員となり、さらに2017年には旭日中綬章を受章。また同年には、文化功労者に選出されています。雨宮敬子の作品は現在、全国各地の美術館で見ることができるほか、2005年に出版された『雨宮敬子作品集』でも見ることができます。
雨宮敬子の代表作
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「惜春」
背をピンと伸ばした裸身の少女が遠くを見つめる姿をかたどったブロンズ像。去っていった春の名残りを惜しんでいるのでしょうか……趣深い表情が見る人の胸に迫る作品です。1986年に制作されたこの作品は現在、韮崎大村美術館に所蔵されています。
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「想秋」
夏が過ぎ、冬を迎えるまでの束の間の秋、裸身の女性がどこか所在なく立ち尽くしている姿をかたどった立像です。清らかな詩情に満ちた奥深い表情が特徴となっています。1989年に制作されたこの作品は翌年、第21回日展に出品され、日本芸術院賞を受賞しました。現在は秋田県立近代美術館に所蔵されており、野外彫刻として展示されています。
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