有島生馬(ありしまいくま)1882年–1974年
有島生馬は、大正期から昭和期にかけて活躍した洋画家です。
世界各国で多くの師から絵を学び、その末に印象派を彷彿とさせる明るい色調の作風を確立させました。
“近代絵画の巨匠”と名高いフランスの画家、ポール・セザンヌの作品をいち早く日本で紹介し、また自身も秀逸な作品を数多く制作。このことから後に文化功労者に選ばれており、紛れもなく現代の日本芸術史の発展に貢献した人物の1人といえるでしょう。
また、小説家としても活動しており、この道でも多くの傑作を残しています。 兄・武郎、弟・里見弴の両名が、おおらかな人間美を理想主義的に表現した“白樺派”の小説家として活躍していたことから、生馬を含めて“白樺三兄弟”と称されました。
多方面で日本芸術史に残る偉大な功績を残した芸術家
有島生馬は1882年、神奈川県横浜月岡町(現・横浜市)で生まれました。
武家出身の両親から厳しく躾けられる一方で、横浜は海外からの流入が多い土地柄だったことから、幼少期は洋学教育も受けて育ちます。
そんな和洋折衷の教育環境で育った有島は、やがて日本の古典文学や洋画に興味を持ち、東京外国語学校(現・東京外国語大学)イタリア語科に入学。 その後、画家および指導者として活躍する藤島武二に師事し、本格的に絵画を学びました。 さらにはヨーロッパに渡り、独学でイタリアの古典美術を学んだり、名画家たちの画室を訪問したりと、意欲的に活動します。
こうして数多の経験を積んだ有島は帰国後、兄、弟とともに文芸雑誌「白樺」を創刊。 また、美術家団体「二科会」「一水会」などの創立に参加するなど、その恵まれた才によって多方面で活躍しました。 このような文化人としての功績が高く評価され、文化功労者に選ばれたほか、フランスの最高勲章「レジオンドヌール勲章」までも受章。国内外に大きな影響を与えました。
有島生馬の代表作
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「ア・ラ・ガルソンヌ」
端正な顔立ちの青年が虚空を見つめる様子を描いた、写実的な作品です。 作家のイマジネーションに委ねられた独特の色使いが特徴で、有島ならではの色調豊かな世界観を描き出しています。
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「ロッカ・ディ・パーパの山村」
ローマの町並みを描いた、1905年の作品です。 有島が得意とした鮮やかな色使いが特徴で、のどかな風景に際立った華やかさを感じさせます。
そのほか、「白いブラウス」「無花果の収穫」「真夏の庭」などが代表作として知られています。
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