池上秀畝(いけがみしゅうほ)1874年–1944年
池上秀畝は明治から昭和にかけて活躍した日本画家です。
幼い頃から自然風景を写実していたこともあり、繊細なタッチの山水画、花鳥画を得意とします。高い写実力、従来の屏風絵の型にとらわれない斬新な構図や、明暗を巧みに描き分ける技術など、さまざまな面で高度な技術力が見られます。
そのほか、歴史画や南画など、幅広いジャンルの作品で遺憾なく才能を発揮。掛軸、絵画を中心に、数々の名作で多くのファンを魅了しています。
2011年には晩年に描いたとされる屏風絵「初雪」が発見され、話題を呼びました。
写実性に長けた現代日本画界の先駆者
1874年10月、長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に生まれた池上秀畝。
狩野派を学んで画論を刊行した祖父と、四条派を学んで日頃より絵画や詩歌の制作に励んでいた父の影響を強く受け、幼少期から筆を手にしていたといいます。
上京後は日本画家・荒木寛畝に師事し、寛畝初の門人として花鳥画に磨きをかけていきます。
また、1906年には寛畝塾から新たに創立された詩画会に入会。以後、詩画会が自然消滅する1942年まで、中心人物として活動に尽力しました。
そんな池上秀畝は1907年、正派同志会第1回展で2等賞銀牌を獲得。また、翌年には第2回文展への初入選を果たしました。 以降、1916年から3年連続で文展特選に選ばれるものの、文展の審査のあり方に不満を持ち、1918年には文展改革に向けて新結社を結成します。その後、1919年に開催された第1回帝展で無鑑査になり、1933年からは帝展審査員として後進の育成に貢献しました。 しかし1944年、第二次世界大戦の最中に狭心症で逝去。70歳でこの世を去りました。
池上秀畝の代表作
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「夕月」
1916年、第10回文展で特選に受賞した作品であり、3年連続入選の皮切りになった作品でもあります。屏風6枚にわたって描かれた大作で、雄大な山々や生い茂る草木、山腹から遠くを見つめる動物の姿が繊細なタッチで描かれています。
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「峻嶺雨後」
1917年、第11回文展にて特選を受賞した作品。連なる山々の明暗が見事に描き分けられており、それによって絶妙な遠近感、奥行きが表現されています。また、茂る草木の葉1枚1枚が細かく描かれており、池上秀畝ならではの繊細かつ忠実な写実力が伺えます。
ほかにも、「四季花鳥」「雨中竹屏風」などが代表作として挙げられます。
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