
馮大中(ふたいちゅう)1949年–

馮大中は、遼寧省本渓市出身の画家です。
本渓市美術家協会副主席や中国工筆書会理事など、名誉ある役職を歴任。現代における中国画壇を代表する人物のひとりです。繊細で色彩豊かな写実描写を特徴とする工筆画を得意としており、特に虎をモチーフにした作品を多く手がけました。
その高度な芸術性が高く評価され、国内の展覧会では数々の輝かしい功績を残しています。
また、台湾や香港、シンガポール、フランスなど、世界各国でも精力的に活動しており、日本でも過去に個展を開催。見事に成功を収めています。
国内外に中国画の魅力を伝える中国画家
馮大中は1949年、遼寧省本渓市に生まれました。
本渓市における芸術の先駆者であり、繊細でありながらも迫力のあるダイナミックな虎の絵を得意とする画家・李笑如に師事し、絵のスキルを磨いていきました。
馮大中が虎の絵を好み、得意とするのは、李笑如の影響が大きかったのだと考えられます。
また、芸術への関心、想いが人一倍強く、自然風景の観察や古代の絵画の研究、書道の探求など、あらゆる面で精力的な活動を見せました。
その結果、1984年に開催された第6回国立美術展で合作「目覚め」が銀賞を獲得。以降、中国細密画展や全国青少年美術展など、数多くの展覧会で輝かしい成績をおさめています。
また、活躍の場は中国国内だけにとどまりません。 スペインやオーストラリア、台湾、日本など、世界各国で自作を出品。画家としての実力をいかんなく発揮すると同時に、中国画の魅力を世界中に普及させました。 このような功績の数々が認められ、本渓市美術家協会副主席をはじめ、芸術に秀でた者のみに許される名誉ある役職をいくつも歴任しています。
馮大中の代表作
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「童年」
シチュエーションにあわせてさまざまな表情を見せる虎の子たちが描かれた、2006年の作品です。 何かを見つけて興味を示す様子、2匹でじゃれ合っている様子、険しい形相で威嚇する様子などが繊細に描かれています。 その表情や動きを見事に描写しているのはもちろんのこと、毛並みや柄、色合いなど細かい部分も忠実に再現。写真さながらのリアル感があり、馮大中の写実力の高さが伺える秀品です。
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「掛軸《虎図》」
雪山を堂々と練り歩き、王者の風格を誇示するかのように力強く吠える虎の姿が描かれた作品。 いつこちらを振り向き、飛びかかってきてもおかしくないと思えるほどに、リアルな描写が印象的です。 また、虎の描写もさることながら、暗雲立ち込める空模様や降り積もる雪までもが、明暗を駆使して見事に描かれています。
その他、「天地玄黄」「幽谷之馨」などが代表作として知られています。
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