
方谷浩明(ほうたにこうめい)1913年–1995年

方谷浩明は、臨済宗大徳寺派の高僧であり、能書家として知られた人物です。
僧侶としては、大徳寺派の管長(代表者)を務め、古跡の復興に尽力するなどの功績があります。書を得意としており、禅語(禅の教えを詩で表現するもの)を題材にした作品を数多く残しています。
独特の気品と風格を備えた草書体が特徴であり、茶の間にかければ見る人に清涼感を与える、そのような雰囲気があります。
臨済宗大徳寺派の高僧にして能書家
1913年、方谷浩明は福岡県に生まれました。
1929年、福岡県糸島郡(現在の糸島市)の臨済宗寺院・安養寺で得度(出家)して僧となり、以後は学僧として大学に進学して学びを深めます。
このとき、東洋哲学・仏教学の大家である久松真一に大きな影響を受けたといわれています。
1938年に大学を卒業。故郷の福岡県に戻ってさらに学び、優秀な成績をおさめます。
そんな方谷浩明は、やがて僧としてだけでなく教育者としても活躍していくようになります。 1948年には仏教系の大学である花園大学に講師として招かれ、1952年には、臨済宗の世界で若い僧たちに教えを授けることができる「僧堂師家」に任じられます。 こうして、臨済宗の教えを学び、後世に伝える橋渡しの役割を担いつつ、方谷浩明は盛んに書をあらわし、能書家としてもその名を知られるようになっていきます。
1966年には臨済宗大徳寺派の管長に就任。その後は古刹・瑞雲寺の復興を志して力を尽くしました。瑞雲寺は、僧堂師家を引退した浩明の“終の棲家”となります。 1995年に死去。享年82歳でした。
方谷浩明の代表作
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能書家として知られていた方谷浩明は、その生涯で数多くの書をあらわしており、禅語や短詩を書いた掛軸、扇子などの作品が残されています。 その書は筆が走るような独特の草書体が特徴ですが、決して書き飛ばすような荒々しさはありません。端正で完成度の高い仕上がりで、墨の濃淡をたくみに活用して深みのある味わいとなっています。
また方谷浩明は茶道具の制作も行っており、茶杓などが残されています。 臨済宗の寺院には茶の湯を行う伝統があり、高僧が茶道具を制作することは珍しくありません。 そんな中、方谷浩明の作品は独特の気品がある道具として茶道をたしなむ人々の間で親しまれています。
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