葛飾北斎(かつしかほくさい)1760年–1849年
葛飾北斎は江戸時代の後期に活躍した浮世絵師です。
日本のみならず海外にもその名が知られており、歌川広重と並び、ヨーロッパで印象派の画家たちに影響を与えたことで知られています。2017年にはイギリスの大英博物館で北斎をテーマにした特別展が開催され、盛況となりました。
その作品は現在、東京のすみだ北斎美術館をはじめ日本各地の美術館・博物館に展示・所蔵されており、いずれも高い価値を誇ります。
世界に影響を与えた江戸後期の浮世絵師
1760年、葛飾北斎は現在の東京都墨田区で生まれました。
幼名は時太郎。のちに鉄蔵、八右衛門といった通称を用いました。
「葛飾北斎」は画号であり、他にも「勝川春朗(かつかわしゅんろう)」「宗理(そうり)」「為一(いいつ)」「画狂老人 卍(がきょうろうじん まんじ)」など多彩な画号を用いています。ちなみに、葛飾北斎という号がよく知られていますが、実際に名乗っていたのは1805年から5年間ほどに過ぎません。
そんな北斎は4歳の頃に徳川幕府御用達の鏡磨師・中島氏の養子となりますが、のちに家督を中島家の実子に譲って実家に戻り、さまざまな職業に就きます。そんな中、貸本屋の丁稚をしていたときに本の挿絵に魅了され、画家を志しました。 1778年、浮世絵師の勝川春章の弟子となって日本画を学び、役者絵や庶民向けの黄表紙本の挿絵などを描いて実力を認められます。デビュー作は1779年に瀬川菊之丞を描いた役者絵でした。
その後、勝川一門を離れて独自の境地を開き、代表作である「富嶽三十六景」や「北斎漫画」を含む膨大な数の作品を手がけます。 浮世絵の他に、『南総里見八犬伝』で知られる戯作者(小説家)・曲亭馬琴とコンビを組んだ挿日本画家としての顔も持っています。馬琴の代表作『椿説弓張月』などに挿絵を描き、高い評価を受けています。 90年という長い生涯を通じて多彩な作品を残した北斎。晩年までその筆は衰えることがなく、魅力的な作品を数多く送り出しました。
葛飾北斎の代表作
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「富嶽三十六景」
1823年から1833年にかけて製作されたシリーズ物の浮世絵で、さまざまな場所から見た富士山とその周辺の風景が描かれています。 特に有名なのは『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』と題された作品で、大きくうねる波に乗る漁船が躍動感たっぷりに描かれ、奥に富士山の姿が置かれています。ダイナミックな波の表現と、その奥で静かにたたずむ富士山の姿が印象的な作品です。
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「酔余美人図」
1807年に製作された美人画で、華やかな和服姿の女性がお酒に酔って姿勢を崩している様子を描いたものです。豪奢な服装や、寄りかかっている三味線箱、そしてお酒を飲んでいたと思われる朱色の大ぶりな杯から花柳界の女性であることが察せられます。 女性のなよやかな色気のある姿を美しく描いた傑作です。
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