中村博直(なかむらひろなお)1916年-1991年
中村博直は、昭和から平成にかけて活躍した彫刻家です。女性の姿をかたどった木彫りの像の作成を得意としています。中村博直が生み出す女性像は、柔らかくどこか艶っぽい雰囲気を醸し出しつつ、ハツラツとした美しさと力強さを表現しているのが特徴です。作品はいずれも高い価値を誇っており、文部省買い上げとなった作品や、著名な賞を獲得している作品も少なくありません。
木彫りで女性の美しさを追求した彫刻家
1916年、中村博直は神奈川県に生まれました。 1937年、澤田政廣に師事して彫刻を学び、腕を磨きます。 そんな中村博直が表舞台に出たのは戦後すぐの1946年でした。その年に開催された第1回日展で、見事に初入選を果たします。
その後は主に日展で活躍し、1949年には「立女」で特選に選ばれ、1960年には「立つ少女」がまたも特選に選ばれます。 1964年からは日展会員となり、のちに理事も務めることになります。 その間も彫刻家としての活躍を続け、1982年に日展に出品した「女性」が文部大臣賞を受賞。翌年の1983年に発表した「静秋」は日本芸術院賞を受賞し、名実ともに戦後日本を代表する彫刻家のひとりとなりました。また1980年に発表した「粧い」は当時の文部省買い上げとなり、現在は東京国立近代美術館に所蔵されています。
そんな中村博直の作品は、女性の美しさと力強さを同時に表す優れた表現力が持ち味でした。 とりわけ、裸婦の表現の素晴らしさには定評があります。特に戦後、生命の輝かしさと無垢さを前面に押し出した作品で高い評価を得ました。
こうして戦後日本を代表する巨匠のひとりとなった中村博直でしたが、1991年に死去。享年74歳でした。
中村博直の代表作
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「炎夢」
2人の若い女性が、背中合わせの状態で立っている姿を表現した作品です。木彫りの作品を得意とする博直には珍しいブロンズ像となっています。女性の天真爛漫さや、はち切れんばかりの若々しい肉体の美しさが見事に表現された傑作です。
この作品は現在、岐阜県中津川市の青少年センター「サンライフ中津川」に設置されています。 その他、1980年に改組日展に出品されて当時の文部省が買い上げた「粧い」や、日展の特選に選ばれた「立女」などの作品が代表作として知られています。
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