
傅抱石(ふほうせき)1904年–1965年

傅抱石は、近代中国画壇において活躍した画家です。
江蘇省国画院院長、南京大学教授、中国美術家協会副主席など、名誉ある役職を歴任。鋭い観察力、斬新な構図、洗練された筆致で描く作品はどれも美しく、1970年に出版された『傅抱石画集』でその実績を見ることができます。
山水画を得意としており、中でも雨や滝など“水”の表現が巧みなことで有名です。軽やかな筆致で繊細に、それでいてときには大胆に描いており、その点も多くのコレクターを惹きつける魅力のひとつでしょう。
そんな傅抱石は日本への留学経験もあり、帝国美術学校(現・武蔵野美術大学)で絵を学んでいます。帰国後も横山大観をはじめとする日本画家と交流を深めたといいます。このような経緯から、日本国内にも彼の作品が多数現存しています。
現代中国画の巨匠・斉白石と並び称される山水画の名手
傅抱石は1904年、江西省新喩県に生まれました。
手工業を生業とする家に生まれたことから、若い頃から芸術に興味を示したといいます。
江西省第一師範学校を卒業後は、同校で美術教師として教壇に立ちました。
その後、1933年、洋画家・徐悲鴻に勧められて渡日。帝国美術学校に留学し、横山大観や竹内栖鳳といった日本画家たちの技法を学びました。
帰国後は南京中央大学で教授を務めつつ、本格的に創作活動を開始。1947年に自身初となる個展を上海で開き、見事に成功を収めました。 これによって飛躍的に知名度を上げた傅抱石は、湖南省出身の画家・斉白石とともに「北石南石」と称されるようになります。 以後、中国美術家代表団の一員として全国各地をまわりつつ、数々の作品を手がけた傅抱石。 のちに「傅派」と呼ばれる派閥が生まれるほどの人気を見せるものの、1965年、61歳という若さでこの世を去りました。
傅抱石の代表作
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「雲中君和大司命」
1954年に描かれた、縦幅約1m、横幅約3mに及ぶ作品です。 “水”の描写に優れていた傅抱石らしく、強く吹き荒れる雨風を見事に描き出しています。 2016年に中国国内で開催されたオークションでは、日本円にして300億円を超える破格の金額で落札され、大きな話題を呼びました。
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「待細把江山圖畫」
傅抱石が晩年に描いた作品の中でも、ひときわ高い評価を得た代表作のひとつです。
中国を代表する山のひとつ・華山を題材にしており、雄大な自然風景を見事に描き出しました。 また、険しい岩壁に薄く靄がかかっている様子を描くことで、美しく神秘的なシーンを演出しています。
その他、「山阴道上」「听泉図」「屈原」などが代表作として有名です。
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