
白隠慧鶴(はくいんえかく)1686‐1769年

白隠慧鶴は江戸時代中期に活躍した禅僧です。
「臨済宗中興の祖」と称された人物で、生涯には36回もの悟りを開いたと自称しています。そんな白隠は民衆に禅の普及活動に努め、この一環として禅の教えを説いた絵を描きました。その数は1万点、もしくはそれ以上ともいわれており、美術評論家からも「非常に個性的で素晴らしい作品である」と評価されています。
禅病に苦しんだ過去を持つ白隠慧鶴
白隠慧鶴(幼名「岩次郎」)は1686年、駿河国原宿(現在の静岡県沼津市)で商売をしている長沢家の三男として生まれました。 幼少期に母親に連れられた寺で聞いた「地獄」がひどく恐ろしく、トラウマとなった岩次郎は、「仏弟子となればこのトラウマや恐怖を克服できるのではないか」と考え15歳の頃、松陰寺で出家を果たします。 ここで「慧鶴」という号を与えられた白隠慧鶴は沼津の大聖寺で修行を積みますが、読んでいた『法華経』はあまりにたとえ話が多く、「徳があるのか?」と感じたことから全国を行脚することにしました。 この旅の途中、信濃(長野県)で師事した正受老人に厳しく指導された白隠。ここで悟りを開くも、修行のしすぎで「禅病(修禅中に起こる心の病。現在でいうノイローゼ)」となります。 かなり重症だった白隠を救ったのは、京都の山中を拠点とする仙人・白幽子(はくゆうし)でした。白幽子は天文学、医学にも通じていたといわれており、彼の「内観の法」によって白隠の心身は回復したと伝えられています。 こうした経験から「禅病を治す」ということに注目した白隠は独自の治療法を考案し、多くの修行僧たちを救いました。 1716年、帰郷した白隠は衰退していた臨済宗を復興。「臨済宗中興の祖」となった白隠は「500年に一度の僧」と呼ばれる人物となりました。
民衆のために描かれた書画
白隠が残した書、画は庶民に向けたものが多く、柔らかいタッチの絵が特徴といわれています。中でも「屈強な精神」や「逆境に打ち勝つ」といった意味を持つ「達磨」をテーマにすることが多く、現在でもいくつかのの達磨図が残されています。 「個性的で迫力がある」といわれることが多い白隠の書画ですが、小難しい専門用語ばかりを並べた専門書ばかりではなく、誰が見てもわかるような絵が添えられているなど、白隠の優しさや慈しみの気持ちが込められています。こうした白隠の作品は現在でも希少価値が高く、世界中の骨董品収集家に関心が寄せられています。
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