
田世光(でんせいこう)1916年–1999年

田世光は、近現代の中国を代表する画家のひとりです。特に花鳥画を得意としており、中国画の伝統を継承しつつ、繊細かつ緻密に表現された自然の美しい風景を画幅に表現しました。 そんな田世光は郵便切手のデザインを手がけるなど、中国ではなじみの深い画家のひとり。そのような理由もあって、作品はいずれも高い価値を誇ります。
古来の画法を現代に伝えた花鳥画の大家
田世光は、1916年、中国山東省生まれ。
北京市海淀区の六郎荘に居を構えました。
周辺に美しい風景が広がる土地で生まれ育った世光は、その景色に魅入られるようにして花鳥画の世界へと足を踏み入れていきます。
清華美術学院で絵画を学び、特に張大千、斉白石をはじめとする近現代の大家たちに多大な影響を受けることになりました。
卒業後は美術教師の道に進み、戦前は北京国立美術大学や中央美術学院で教鞭をとります。
同時に、若くして数々の優れた作品を発表。北京の画壇でその名を知られるようになります。
戦後は、自らの作品を制作するだけにとどまらず、広く公の活動も積極的に進めていきました。 1950年、のちに「中国画研究会」となる民間組織の立ち上げに携わります。この組織は、中国画の普及を庶民レベルで推進する戦後初の組織となりました。 また、1955年には世界平和会議にあわせて制作された巨画「和平頌」の制作に携わります。 王雪渓、斉白石といった10人以上のそうそうたるメンバーとともに、うららかな春の情景を伝統的な中国画のタッチで描いた大作を仕上げています。 1964年には、郵便切手のデザインを手がけています。
その後は中国美術家協会の会員に列せられ、北京工筆重彩画副課長などの要職を歴任します。 1999年に亡くなるまで、現代中国画の重鎮として活躍を続けました。
田世光の代表作
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「英姿万古」
松の木にとまる鷹の気高い姿を描いた作品です。 松の葉、鷹の羽1枚1枚にいたるまで、細密な筆致で見事に表現されている傑作であり、近現代の中国画を代表する作品のひとつとして知られています。 現在では、中国美術館に所蔵されています。
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「節日的花朵」
「英姿万古」と同じく、中国美術館に所蔵されている作品です。つややかな花びらを広げた牡丹の花を、豊かな色彩感覚でとらえています。青1色の背景に、真紅と桃色の牡丹の花が絶妙に映え、かぐわしい蜜の香りが漂うかのような艶も感じさせる傑作といえます。 その他、田世光の作品は『田世光花鳥画集』『田世光画集』などでも見ることができます。
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