
佐藤忠良(さとうちゅうりょう)1912年–2011年
佐藤忠良は、昭和初期から平成にかけて活躍した彫刻家です。
女性像を得意としており、ふとした瞬間に女性が見せるイキイキとした表情や体の動きなどをきめ細かに表現しました。各地の公園や美術館に所蔵されている作品も多く、いずれも高い価値を誇ります。
なお、豊かな芸術性を発揮する一方、自らを一貫して“職人”と称していたのも特徴で、生前は栄典をことごとく辞退。日本芸術院会員や文化功労者の候補となりましたが、生涯を通じて一介の彫刻家として活動しました。
女性のイキイキとした姿を活写した彫刻家
1912年、佐藤忠良は宮城県に生まれました。
川端玉章が創設した川端画学校で学んだあと、1934年に東京美術学校(現在の東京藝術大学)に進み、彫刻科で学びます。卒業後は新進気鋭の彫刻家として活動を開始しますが、戦時中は出征を余儀なくされ、戦争末期にはシベリア抑留を経験します。
戦後は、1954年の第1回現代美術展で佳作に選ばれたことを皮切りに、1960年に高村光太郎賞を受賞するなど優れた彫刻家として活躍。1970年代には毎日芸術賞や芸術選奨文部大臣賞、中原悌二郎賞などを矢継ぎ早に受賞し、日本を代表する彫刻家のひとりとなりました。 また1966年荒は東京造形大学の教授に就任するなどして、後進の指導にもあたりました。 そして2011年、老衰にて死去。98歳で大往生を遂げました。
佐藤忠良の代表作
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「緑の風」
後ろで束ねた髪の先をもてあそびつつ、涼風に吹かれて立っている女性の姿をかたどった裸婦像です。宮城県仙台市の台原森林公園に設置されています。緑豊かな公園内で風に吹かれて気持ちよさげにたたずんでいる女性の姿が、比類なき爽やかさで表現されています。 忠良自身、「若くて健康な女性」の表現を試みたと述懐しています。
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「ボタン」
滋賀県守山市の佐川美術館に所蔵されている作品です。雨合羽のボタンを留めようとしている女性の姿を表現しています。 佐藤忠良は、ふとした瞬間に垣間見られる“一瞬の表情”を写し取ることに優れた資質をあらわした彫刻家ですが、この作品でも女性の細やかな手つきと、ボタンを留めることに集中する表情を見事に表現しています。
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「帽子・夏」
上の作品と同じく、佐川美術館に所蔵されている作品です。つばの広い帽子で顔の表情を隠している女性の姿を表現しています。女性の美しいボディラインを繊細に表現している一方、顔が隠れているのでどこか謎めいた雰囲気を放っており、独特の存在感を示しています。
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