陳半丁(ちんはんちょう)1876年–1970年
陳半丁は、20世紀前半の中国で活躍した画家です。 中国の美術界において、「陳派」と呼ばれる独特の画風を築き上げた人物として知られています。 流麗かつ繊細な筆致が特徴で、その作品は現代においても高い価値を持ち、作品がオークションにかけられる際には日本円にして億単位の価格が付くこともあります。
独自のスタイル「陳派」を確立した天才画家
1876年、陳半丁は現在の中国浙江省に生まれました。 幼くして両親を亡くしたために生活は貧しく、10代で働きに出ることを余儀なくされました。 しかし、努力家の半丁は逆境にめげることなく学問に励み、絵画を学んで才能を発揮していきます。
1895年に上海に渡り、印刷工として働き始めたことで転機が訪れます。
上海で芸術家として活躍していた任頤、呉昌碩といった人々に出会い、彼らの後押しを受けてその名を知られていくことになります。
1906年、30歳になった陳半丁は政治家・画家として活躍していた金紹城の知遇を得て北京に招かれ、絵画の才能を見込まれて支援を受けます。
その後、呉昌碩らの後押しもあって、画壇にデビュー。多くの作品を発表し、いずれも高い評価を得るに至りました。また、1950年代には中国美術学院や北京画院といった学校の設立に携わり、後進の教育にも努めました。
こうして画家として大成した陳半丁ですが、1960年代の後半に文化大革命が推進されたことによって、悲惨な晩年を過ごすことになります。
1960~1970年代にかけて中国全土で吹き荒れた「文革」は、文化運動の名のもとに芸術家・知識人を弾圧する政治運動であり、多くの画家がその犠牲となりました。
陳半丁もそのひとりで、“反動的な画家”として批判の的になり、社会的に抹殺される形になります。
1970年、94歳を迎えていた陳半丁は病気が悪化して重体となりましたが、いずれの病院もこの画家を受け入れようとせず、病状はますます進んでついに死去することになりました。
その悲劇的な晩年は、国家権力が芸術を弾圧することがいかに愚かで残酷であるか、その模範例であるといえます。
陳半丁の代表作
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「珊瑚枝図」
1927年に描かれた作品で、珊瑚樹をモチーフにしています。 鮮やかな赤い実をつけた秋の珊瑚樹のみずみずしい姿が、陳半丁ならではの流麗な筆致で表現された傑作です。
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「松石牡丹」
したたるような色遣いで、松石牡丹を見事に描き上げた作品です。 同時代の画家で、のちに「人民芸術家」の称号を受けた斉白石と共作で描いています。 毛沢東が署名し、友好の証としてインドネシアのスカルノ大統領(当時)に贈られた品でもあります。 その他、「松樹」などが代表作として知られています。
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