
カリエ=ベルーズ(Carrier-Belleuse)1824年 – 1887年
カリエ=べルースは、本名アルベール=エルネスト・カリエ=ベルーズ。オーギュスト・ロダンと同時代に活躍したフランスの彫刻家です。ギリシャ神話などの古典を題材にしつつ、描かれた人や神の体温までもが伝わるような艶やかで生き生きとした華やかな作品を多く手がけました。 晩年にはレジオン・ドヌール勲章を受章するなどその芸術性は高く評価されており、作品は現在でも高い価値を誇ります。
華やかな作品で知られたフランスの彫刻家
1824年、カリエ=ベルーズはフランス北部の都市アニジー=ル=シャトーで生まれました。
若い頃から手空きが器用だったカリエ=ベルーズは金細工師の弟子となって技術を学んだあと、パリに出て著名な彫刻家のダヴィッド・ダンジェに師事。同時期に官立の美術学校であるエコール・デ・ボザールでも学びますが、短期間にとどまっています。
その後はいったんイギリスに出て、陶磁器ブランドのミントンに職を得ます。
1855年、フランスに帰国したカリエ=ベルーズはスタジオを開設し、最も格式ある美術展覧会のひとつであるサロン・ド・パリで活躍。また1862年にはフランス国民美術協会の理事に就任。この頃、オーギュスト・ロダンを知って親交を結びました。 ロダンはカリエ=ベルーズの助手となって仕事をしますが、独立を志していったん別れることに。その後のカリエ=ベルーズは、彫刻作品を制作するかたわら磁器のデザインを手がけるようになり、一時期はロダンとも協力して仕事をこなします。
その後、カリエ=ベルーズは名声を高め、死の2年前にあたる1885年にレジオン・ドヌール勲章を受章。その存在感を確固たるものとしました。
カリエ=ベルーズのの代表作
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「眠るヘーベー」
タイトルにある「へーべー」は、ギリシャ神話における「青春」の女神。若さの象徴であり、ギリシャ神話における主神ゼウスの娘でもあります。そんな彼女がやすらかな表情で眠っているところを大鷲が守っている姿を表現したのがこちらの作品です。ヘーベーの裸身は気高いほどの美しさで表現されており、同時に彼女の眠っている姿を守る大鷲のたくましさも見る人の心に迫ります。
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「レダと白鳥」
こちらもギリシャ神話に材をとった作品です。美しい人間の姫レダに恋をした主神ゼウスは、その想いを我慢できずに白鳥に姿を変えて彼女を誘惑します……と、そんな題材をもとにした作品ですが、まさしくこの作品では美しい人妻レダが寝そべっているところに現れた白鳥が彼女の体ににじり寄り、抱くように羽をかぶせようとしている姿が表現されています。 背景になっている物語を知らなくても、何となく艶やかなムードが感じられる作品であり、カリエ=ベルーズのたぐいまれな表現力を感じさせる傑作といえます。
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