
朝比奈宗源(あさひなそうげん)1891年–1979年

朝比奈宗源は、臨済宗(禅宗のひとつ)の僧侶。鎌倉時代から続く由緒ある仏教寺院・円覚寺の住職を務め、臨済宗円覚寺派の管長(最高指導者)として活躍。そのほか教育者・書道家の顔も持っており、駒澤大学の教授を務めたり、テレビ時代劇の題字を手がけたりと、さまざまな分野で活動しました。
近現代日本で八面六臂の活躍を見せた僧侶・教育者
1891年、静岡県清水市で生まれた朝比奈宗源。 日本大学の宗教科専門部を卒業したのが32歳の頃。その後、京都にある臨済宗の寺院・妙心寺や鎌倉の円覚寺で修業を積み、1942年に41歳で円覚寺の住職となります。 1945年には円覚寺派の管長となって長くその任を務めました。 一方、1934年からは横浜専門学校(現在の神奈川大学)で教鞭をとり、円覚寺の住職になる1942年まで倫理学の講師を務めました。 その後、駒澤大学の教授も務めています。
また1930~1940年代といえば、第二次世界大戦の戦火が地球を焼き尽くそうとしていた激動の時代。この頃、宗源は旧日本軍の従軍僧として中国や東南アジアに渡っています。 1945年に戦況が悪化、原爆が投下されるようになると、時の政権の中枢に直訴して「一刻も早い終戦を」と迫ったという逸話が残されています。
そんな宗源は戦後、「あらゆる国家を統合して平和な世界を築く」という理念を掲げた世界連邦の運動に共鳴し、世界連邦日本仏教徒協議会の会長となって活動しました。 また、日本文化を守るための運動にも積極的に携わり、日本を守る会(現在の日本会議)を宗教家の谷口雅春らとともに結成しています。
こうして幅広い分野で活躍した朝比奈宗源。 書道家としても、仏教寺院の碑文やテレビ時代劇の題字などさまざまな分野で達筆を見せました。
朝比奈宗源の代表作
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本業は僧侶であった朝比奈宗源は、数多くの著書を世に送り出し、また盛んに書を手がけ、掛け軸なども残されています。そのほか、埼玉県にある霊雲山・法華寺には寺名を刻んだ碑が建てられていますが、そのもとになった字を書いたのは朝比奈宗源であるとされています。
一般に知名度がある朝比奈宗源の作品としては、『水戸黄門』『大岡越前』といったテレビ時代劇の「題字」が挙げられます。 特に有名なのは、レギュラー放送が42年間に渡った『水戸黄門』の題字。その端正で引き締まった宗源ならではの書風は、テレビを通して多くの人が目にするところとなりました。
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