「アウガルテンとヘレンドの違いって何?」「絵柄が似ているけれど、違いはどこ?」そんな疑問を抱えている方も多いでしょう。
本記事では、アウガルテンとヘレンドの違いをご紹介します。食器を高く売るためのコツも紹介するので、家にアウガルテンやヘレンドがある方は、ぜひ最後までお読みください。
アウガルテンとは
アウガルテンとは、1718年に設立された世界的に有名な磁器ブランドです。
オーストリアのウィーンに窯元を構えており、ウィーンの宮廷に食器を納めたことでも知られています。アウガルテンの食器は、美しい手描きの花柄や繊細な造形が特徴で、中でも「ウィーンのバラ」と呼ばれるバラの絵柄が人気です。
1864年に一度閉鎖するものの、1924年に復活。今も愛されるブランドとなっております。
ヘレンドとは
ヘレンドとは、1826年に設立された磁器ブランドです。アウガルテン同様に、世界中から人気を集めています。
ハンガリーのヘレンド村に窯元を構えており、華やかで個性的なデザインが特徴です。多くの王侯貴族に愛されており、中でも「ヴィクトリア女王」と呼ばれるシリーズが有名です。
アウガルテンとヘレンドの違い
アウガルテンとヘレンドの違いを解説します。アウガルテンとヘレンドは、両方とも高級な食器ブランドですが、歴史や価格が異なります。また、デザインの特徴にも違いがあります。
それぞれの歴史
アウガルテンは1718年にオーストリアで設立されました。一方、ヘレンドは1826年にハンガリーで設立されています。
アウガルテンの歴史は古く、ヨーロッパの王侯貴族に長く愛されており、その伝統と格式は現在も受け継がれています。
ヘレンドはアウガルテンよりも歴史は浅いながらも、世界万国博覧会でヴィクトリア女王が購入したのをきっかけに世界的なブランドに成長しています。
価格の違い
アウガルテンとヘレンドはともに最高級の食器ブランドとなります。
価格には歴史や伝統が違いが反映されていることもありますが、アウガルテンは今もすべて職人による手作りを貫いており、機械化を取り入れたヘレンドよりもアウガルテンの方が高価な傾向にあります。
しかしながらアンティーク品や限定品は、その供給の少なさからプレミア価格となり、両ブレンドとも高額で取引されています。
デザインの特徴
1964年にアウガルテンが一度閉鎖し、バラの絵柄がヘレンドに受け継がれました。その影響で特にバラの絵柄は両ブランドで非常に似通っています。
しかし全く同じものというわけではありません。
アウガルテンの「オールドウィンナーローズ」は、薔薇のほかにピンク色のつぼみがある一方、ヘレンドの「ウィンナーローズ」にはグリーンのつぼみが描かれています。
ブランドの精神が両者の微小な違い生み出しており、よく見ると見分けることが可能です。
ブランド全体で見ると、アウガルテンは細筆を用いた繊細な絵付けが特徴的で、ヘレンドはより大胆で力強い絵付けが特徴です。
アウガルテン・ヘレンドを売るなら
アウガルテン・ヘレンドを売るなら、買取専門店への依頼がおすすめです。
食器ブランドの中でも高価なブランドであるため、適正価格で売却するためにも、まずは専門家に相談できると良いでしょう。
おわりに
アウガルテンとヘレンドは、歴史や価格、細かいデザインが異なります。
どちらも人気のある世界的なブランドなため、状態が良いものは高額で買い取られます。保存状態や付属品の有無によっても、買取価格に差があるため、早めに専門家に相談できると安心です。
アウガルテンやヘレンドの買取を考えている方はぜひ一度日晃堂にご相談ください。私たち日晃堂の専門鑑定士が丁寧に評価し、適正な価格で買い取ります。
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