初代大饗仁堂【備前焼】手造宝瓶 買取実績

この作品について

初代 大饗仁堂（おおあえじんどう）による備前焼 手造宝瓶です。
宝瓶とは、取っ手のない急須のことで、「ほうひん」と読みます。

玉露などの高級煎茶は低温のお湯で淹れることが多いですよね。その場合茶器が熱くならないため取っ手は必要なく、このような形の宝瓶が作られました。また、口の部分が広く作られているため、素早くお湯を切ることができます。

本作品は、備前焼特有の落ち着いた仕上がりに、大饗仁堂らしさのある摘みが特徴的です。
注ぎ口の下部は素焼きのようになっており、これはシンプルな中にも作品名にもある『手造』、人の手で作っているということを感じることができます。古い物ですので、箱など経年による劣化や汚れは目立ちますが、本体に致命的なキズはなく、作品としては問題がない状態です。

摘みの特徴があることと、経年劣化が作品としては問題がない程度だったことを考慮して、今回の買取額となりました。日晃堂では劣化や汚れのあるお品物でも、作品の価値をしっかりと見極めて査定いたします。

気になるお品物がございましたら、状態にかかわらず一度ご相談ください。