稗田一穂(ひえだかずほ)1920年–
稗田一穂は大正生まれの日本画家で、現代の日本画を牽引する画家のひとりとされています。
緻密なデッサンと深い教養をベースに、画家のこまやかな心情とメランコリックな詩情を存分に伝える風景画を描き、この分野における第一人者と目されています。
その代表作の多くは東京国立近代美術館をはじめ国内の名だたる美術館・博物館に所蔵されており、いずれも作品も高い価値を誇ります。
詩情あふれる風景画に境地を開いた画家
1920年、稗田一穂は和歌山県に生まれました。
画家を志したのは小学生の頃で、当時から絵の道具を持って歩き回り、デッサンに勤しむ少年時代を過ごしました。やがて本格的に油絵などを学び始め、1939年に東京美術学校に入学。日本画を専攻して勉強に励みます。さらに卒業後は、山本丘人に師事。1948年に丘人がほかの画家たちとともに創造美術を結成したとき、同人に加わって腕を磨きました。
その後は国際美術展への出品(1951年)や個展開催(1963年)、アメリカとイタリア、フランスへの旅行(同年)を経て、さらに邁進。1965年に発表した作品が文部省買い上げとなるなど、新進気鋭の日本画家として認められます。また、1967年には法隆寺金堂の壁画を模写する事業に参加しました。
以後は積極的に個展を開催しつつ独自の絵画世界を発展させ、現在に至ります。 また、稗田一穂は創作のかたわら後進の指導にもあたっています。 1972年に東京藝術大学美術学部の日本画科教授となり、1988年に退官した後は名誉教授の称号を得ます。また1994年には、女子美術大学大学院で教鞭をとります。
このような多岐にわたる業績が認められ、2001年には文化功労者として顕彰されるに至りました。 その後も旺盛な創作活動を続け、日本国内外で個展を開催するなどして現在に至ります。
稗田一穂の代表作
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「月影の道」
東京都世田谷区成城の一角を舞台に、夜の坂道を描いた作品です。 左右にうっそうと木々が茂る中、煌々と照らす月明かりに導かれて坂の上までそぞろ歩いていく、そんな場面を想起させる作品となっています。強くきらめく月影によって闇の中から風景の色と形がほのかに浮かび上がり、輪郭線を描く……そのような静謐な世界観が詩情豊かに表現されています。
その他、稗田一穂の作品は『稗田一穂画集』などでも見ることができます。
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