
楊守敬(ようしゅけい)1839年–1915年

楊守敬は湖北省宜都市出身の学者であり、明治時代の日本書壇に大きな影響を与えた書家でもあります。字(あざな)は惺吾、号は鄰蘇と称しました。
博識なことで知られており、金石学(古代の金属器、石刻に刻まれた文字や絵を研究する学問)を筆頭に、歴史地理学や目録学など、幅広い分野で活躍。また、その一方で書学にも秀でており、書家としても多数の功績をあげています。
そんな楊守敬は1880年に日本を訪れており、その際に膨大な数の碑帖を持参しています。
これによって多くの日本書家が強い衝撃を受け、同時に勢いを失っていた日本書壇に新たな息吹をもたらすことになりました。
このことから、楊守敬を“日本書道界の恩人”と称賛する声も多数あがっています。
日本書壇の再興に貢献した学者
楊守敬は1839年、湖北省宜都市に生まれました。
若い頃から勉学に打ち込み、1862年には挙人となり、1865年には景山宮学教習を務めます。
その後も金石学を筆頭に幅広い分野を研究しつつ、学問の道を歩み続けました。
そんな中、1880年に初代駐日公使・何如璋に付き従って来日します。 その際、楊守敬は中国国内ではもう入手不可とされていた古書を発見。たいへん喜び、滞在中は研究に没頭します。その成果は、のちに『日本訪書志』として発表されました。 また、書に向かうかたわら、楊守敬は日下部鳴鶴や巖谷一六など、多くの日本書家と交流関係を深めています。渡日の際に持参した碑帖を日本書家に贈ったほか、北魏の書法を伝えました。 当時、明治時代の半ばを迎えていた日本では書道が衰退しつつありましたが、このような楊守敬の計らいによって息を吹き返したといわれています。楊守敬が“日本書道界の恩人”と呼ばれる理由です。
その後、帰国してからは能書家として活動しており、晩年には上海を拠点に書を売り、生計を立てました。 しかし1915年、77歳で逝去。帰らぬ人になりました。
楊守敬の代表作
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「彭沢先生柳…」
愛知県春日井市の道風記念館に所蔵されている楊守敬の作品です。 「彭沢(ほうたく)先生の柳、山陰道士の鵞……」から始まる詩句を、力強い筆遣いであらわしています。 楊守敬が生涯をかけて追及した書法を縦横無尽に活用した見事な書となっています。 その他、研究者としての著作物『楷法溯源』などが代表作として知られています。
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