
山口華楊(やまぐちかよう)1899年–1984年

山口華楊は、明治から昭和にかけて活躍した日本画家です。
写実的な作品を多く描いており、中でも動物や自然を題材にした色鮮やかな花鳥画を得意としました。西洋画の技法や従来にない日本画の技法を取り入れ、革新的な花鳥画を生み出すことで画壇に大きな影響を及ぼしました。
また、中期からは後進の育成にも努めており、教育家としても目覚ましい活躍を見せました。
これらの功績により、1980年に文化功労者に顕彰されたのち、翌年の1981年には文化勲章を受章しています。
花鳥画一筋で生命の美を描き続けた画家
山口華楊は1899年、京都府京都市中京区に生まれました。
幼少期から芸術に興味を示しており、絵を描いたり粘土で動物の形を作ったりといったことをしていたそうです。
1912年、当時の格致尋常小学校を卒業後、動物画や花鳥画を得意とする日本画家・西村五雲に師事。絵の基礎を学んだのち、1916年に京都市立絵画専門学校に入学します。そして、この年に開催された第10回文展で初入選を果たし、鮮烈な日本画家デビューを果たしました。
その後も精力的に活動を続け、1927年、1928年と連続して帝展で特選となります。また、1956年には日本芸術院賞を受賞。1958年に日展評議員に就任したのち、1969年には日展理事を務めました。
その一方で、山口は1926年から母校・京都市立絵画専門学校の教員としても活動しており、長年にわたって教鞭を取りました。
このように、画家としても教育家としても活躍を見せた山口は、その功績を称えられて1973年、勲三等瑞宝章を授与されます。また、1980年には文化功労者に顕彰され、1981年には文化勲章を授与されました。
山口華楊の代表作
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「黒豹」
第10回日展に出品した作品です。
従来の動物画にない斬新かつ理知的な構図、色彩で描かれているのが特徴。この作品によって山口は独自の画風を確立させたと同時に、現代的な日本画を生み出しました。 2頭の黒豹が凛々しく、スタイリッシュに描かれた本作品は、今もなお多くのコレクターを魅了する名作として残されています。 -
「仔馬」
第11回日展で日本芸術院賞を受賞した作品です。 「黒豹」によって新たに生み出した独自の画風を、より確固たるものにした作品とされています。 動物の絵を好んで描き続けた山口ならではの写実力が伺えるほか、淡く鮮やかな色合いで着色されている点も見どころです。
そのほか、「鹿」「猿」など、伝統的な技法と現代的な感覚を併せ持って描かれた名作が多く残っています。
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