清水公照(しみずこうしょう)1911年–1999年
清水公照は昭和・平成の僧侶。
東大寺別当・華厳宗の管長(代表者)であり、仏教伝導文化章を受賞している現代最高の高僧のひとりです。
また同時に、陶芸や書画の分野で活躍した芸術家でもあります。伝統に縛られない独特の形態が特徴的な仏像や、自由闊達な筆遣いで描かれた書画を多数残しています。その作品は「姫路市書写の里・美術工芸館」などの美術館・博物館に所蔵されているものが多く、現在において高い価値を誇ります。
華厳宗管長にして、書画・陶芸の優れた作品を残した芸術家
1911年、清水公照は兵庫県姫路市に生まれました。
中学校を卒業した1927年、東大寺塔頭宝厳院に入り、僧の道を歩み始めます。この頃には仏の道を学びつつ書道にも興味を引かれていたといいます。
仏教系の大学である龍谷大学を、1933年に卒業。1937年には東大寺塔頭龍蔵院・上生院の住職に就任します。 戦時中は海外に出征しますが、1946年に帰国。かつての学び舎である宝厳院の住職となります。 また翌年に青々中学校の創設に携わったことを皮切りに、教育者としても活動を開始。1963年には東大寺幼稚園の園長を務めています。 この頃、子供たちの粘土遊びをヒントにした「泥仏」の制作を開始しています。 そして1969年に華厳宗宗務長に就任し、6年後の1975年に華厳宗の管長となりました。 また同年、東大寺の住職となり、第207世別当の座に就きます。3年後には東大寺208世別当に再任され、高僧としての名を高めました。 1981年には仏教伝道会によって仏教伝道文化賞を授与されています。 また1994年には、清水公照の芸術家としての作品を多く所蔵することになる「姫路市書写の里・美術工芸館」が開館され、名誉館長となりました。
こうして僧侶として、教育者として、芸術家として活躍した清水公照は1999年に死去。88年の生涯を閉じました。
清水公照の代表作
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清水公照は、その生涯で多数の陶芸・書画の作品を残しています。 陶芸は、本人が「泥仏」と呼んだものが有名です。子どもの粘土遊びにインスピレーションを受けたとされるもので、大胆にデフォルメされた観音様や釈迦の弟子たちをかたどった像を制作しています。
書画においても、自由闊達でのびのびとした筆遣いによって作品を仕上げているという特徴があります。絵画は、赤一色のデフォルメされた富士山を中心とする「赤富士」が有名です。 また書は詩句や警句、標語などをあらわしたものが多く、踊るような自由な筆致で多くの人を魅了しています。書において独自の世界観を築き上げた江戸時代の僧・良寛を彷彿させるということから、「今良寛」という異名も持っています。
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