
岡田三郎助(おかださぶろうすけ)1869年–1939年

岡田三郎助は、明治末期から昭和初期にかけて活躍した洋画家です。
当時、世界的に最先端の画派とされていた“外光派”に感銘を受け、以降、その技術を学んでいきます。
その中で、“外光派”の作風に伝統的な日本画の技法を取り入れた、独自の作風を確立。格調高い優美な作品を多く描きました。特に女性画を得意としており、女性ならではの美しさを絵で見事に表現しています。
また、後期は東京美術学校(現・東京藝術大学)教授、文展審査員といった役職を歴任。後進の育成に尽力しつつ、創作活動を続けました。
そのほか、舞台美術や工芸といった分野でも活躍しており、その数多の功績から第1回文化勲章を受章しています。
西洋の技術と日本画特有の“美”を融合させた洋画家
岡田三郎助は1869年、現在の佐賀県佐賀市に生まれました。
その後、間もなくして上京。佐賀藩主・鍋島氏の屋敷で油彩画と出会い、若くして西洋画に興味を持つようになります。こうして画家の道を歩むことに決めた岡田は、18歳で画塾に入門し、また洋画専修の大幸館でも技術を磨きました。
それから7年ほど経ったある日、黒田清輝との出会いによって大きな転機を迎えます。 黒田清輝は洋画家の1人であり、当時フランスで外光派の技術を身につけてきたばかりでした。 この時代、外光派といえば、明るく美しい色調を持ち味とする最先端の画派として、世界的に広く知られていました。 これまで日本の伝統的な画法のみを学んできた岡田は、この外光派の作風に大きな衝撃を受け、以後、外光派の技術を学ぶようになります。
それから間もなくして、外光派画家の活躍によって日本国内に西洋画が浸透。東京美術学校でも西洋画科が設けられ、岡田はここの助教授に就任します。 その後も飽くなき探究心から研鑽を深め、さらには渡仏して現地でも学びを得ます。 このような経験から、西洋画、日本画それぞれの技法を取り入れた独自の作風を確立。日本近代絵画に新たな風潮をもたらしました。
岡田三郎助の代表作
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「あやめの衣」
岡田三郎助が誇る代表作のひとつであり、特殊切手のデザインに採用された作品です。 あやめ柄の着物の襟元がはだけ、女性特有の白く柔らかな肌と着物の色が好対照をなしています。 西洋から吸収した技法と日本情緒あふれる技法を見事にマッチさせた岡田ならではの、洗練された美が表現された傑作です。
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「裸婦」
1926年に描かれた作品。 一糸まとわぬ状態でこちらに背を向ける女性の姿が描かれており、官能的でありながらも大和撫子らしい上品さを感じさせます。
そのほか、「フローレンス風景」「楊柳」などが有名です。
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