松田尚之(まつだなおゆき)1898年–1995年
松田尚之は、大正から昭和にかけて活躍した彫刻家です。激動する時代の中、帝展・新文展・日展と名を変えて続けられた官展で活躍し、優れた作品を多く世に送り出しました。写実性を大事にしながらも、細部にこだわり過ぎず、おおらかさやたくましさなどを表現した作品が高く評価されています。日本芸術院賞をはじめとする権威ある賞にたびたび輝いており、その作品は現在でも高い価値を誇ります。
格調高い作品で知られた大正・昭和の彫刻家
1898年、松田尚之は石川県金沢市に生まれました。
東京美術学校(現在の東京藝術大学)在学中の1920年、帝展に出品した「ポーズせる女」という作品で初入選を果たし、才能あふれる若い彫刻家として注目を集めます。
1922年に卒業したあとも活動を続け、1926年に発表した「姿」と翌年に発表した「若きひのかげ」は高く評価され、2年連続で帝展の特選に輝きます。
その後は彫刻家として活躍を続けるかたわら、教壇に立って後進の育成にも努めました。 1930年に京都帝国大学(現在の京都大学)の講師となり、1935年には京都市立美術工芸専門学校の教師として活躍します。また、戦後は日展の審査委員や評議員を務めつつ、金沢美術工芸大学や京都学芸大学の教授を務めました。 1958年には、「女性」という作品で日本芸術院賞を受賞。戦後の日本を代表する彫刻家のひとりとして知られるようになりました。 1975年からは、長らく活躍してきた日展で顧問を務めるようになります。
そんな松田尚之は、1995年に死去。現在も京都市左京区に残る自宅兼アトリエで、死の2週間前まで制作を続けていたというエピソードが残されています。
松田尚之の代表作
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「六体の人物像」
富山県の黒部ダムの敷地内に設置されている像で、タイトルにもある通り6人の人物が表現されている大作です。こちらは黒部ダムに関連する工事の中でも特に大事業といわれた「くろよん(黒部川第四発電所)の工事に関する記念像となっており、表現された6人は工事中の事故で亡くなった人々。彼らの勇気をたたえ、冥福を祈る目的で制作されました。 ひとりひとり、力強く工事に邁進するたくましい姿が見事に表現されています。
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「明澄」
火のついたトーチを高々と掲げた女性の姿を表現した作品で、京都府京都市下京区の七条警察署に設置されています。警察署の落成記念として制作された像であり、街の治安と市民の平和な生活を見守る優しい女神の姿が表現されています。
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