石黒光南(いしぐろこうなん)1914年-当代
石黒光南は日本を代表する金工家で、主に茶道具や酒器、香炉などを制作。2020年現在は初代・光南の息子が2代目の石黒光南を襲名しています。
光南の作品の特徴は、無数の突起をまとう「霰(あられ)肌」であることです。これは初代・光南が得意とした「霰打ち」と呼ばれる技法を用いたもので、タガネで銀や金を丁寧に叩き出すようにして制作しています。霰打ちを継承している職人はごくわずかであること、一度に制作できる数に限りがあることから、霰打ち技法で作られた作品は希少価値が高く、なかなか市場に出回ることはありません。中でも石黒光南の作品は、トップクラスの希少価値を持っているといわれています。
霰打ちの名工と呼ばれた石黒光南
石黒光南(初代)は、1914年に富山県の富山市で誕生しました。14歳の頃に著名な金工家・河内光明の門下に加わって鍛金技術を学びました。正式に「光南」を名乗るようになったのは1946年のことで、このとき光南は32歳。作家としてようやく一人前と認められるようになったのです。それから数々の作品を世に送り出し、1980年には通商産業省(現在の経済産業省)に伝統工芸士として認定されます。
そんな石黒光南は、生涯の中で内閣総理大臣賞、東京都知事賞、通商産業大臣賞などを受賞し、名実ともに日本を代表する金工家になりました。
そして2020年現在、2代目(本名・昭雄)が「石黒光南」を受け継いでいます。1942年生まれの2代目・光南は初代に学んだ技術を継承し、茶道具を中心に数々の作品を世に送り出しています。1990年には、国の伝統工芸士に認定されています。また東京都の「技能継承推進者」に認定されているほか、2020年現在に至るまで数々のコンクールで賞を獲得しています。
石黒光南の代表作
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霰模様が美しい銀瓶は2代目・石黒光南の代表的な作品となっています。初代同様、すべての工程を一人で行うことで完成された銀瓶は美しく、見る者を魅了します。光南の銀瓶は見た目が美しいだけでなく、堅牢で実用的であることも特徴です。 また金瓶は、純金の華やかさ、緻密な仕上がりによる芸術性の高さなどから、日本のみならず海外の骨董ファンからも高く評価されています。ちなみに現在、市場に出回っている金瓶はほとんど2代目光南が手がけたもので、初代が手がけた金瓶は現存するものが少ないといわれています。
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