
小堀宗中(こぼりそうちゅう)1786年–1867年

小堀宗中は、江戸時代の後期に活躍した茶人であり、能書家としても知られている人物です。
江戸時代の初期に小堀遠州が編み出した遠州流の茶道を受け継ぎ、遠州流ならではの「きれいさび」の概念にのっとった茶の湯を継承しました。
遠州の嫡流が途絶えて小堀家が断絶した後、分家から出た宗中がその後を継ぎ、遠州流を次代に伝えました。この功績から、茶道の世界では“遠州流の中興の祖”といわれています。
茶道・遠州流の“中興の祖”にして能書家
1786年、小堀宗中は近江国小室(現在の滋賀県)に生まれました。
生家は遠州流を伝える小堀家の分家でしたが、宗中が生まれてほどなくして流浪することになり、京都で育ちます。遠州流の茶道を父の正寿に学び、また茶器の鑑定を行うための素養を身につけました。
青年時代を終えるまで歴史の表舞台に立つことはありませんでしたが、文化人としての名は高く、名古屋の尾張徳川家に招かれて城の蔵に納められている膨大な品々の鑑定・整理を行うなどしています。
このような活躍もあり、40代に入ってからは江戸の徳川幕府に旗本として召し抱えられます。その後、継承者がおらず断絶状態にあった小堀本家を再興。断絶した際に小堀家親戚の家に引き取られていた由緒ある茶器のほぼすべてを取り戻し、次代に伝えました。
こうして、歴史ある茶道の流派である遠州流を現代に伝えるための重要な“橋渡し役”を担った小堀宗中。明治時代が訪れる直前の1867年、江戸にあった屋敷で生涯の幕を閉じます。82歳でした。
小堀宗中の代表作
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遠州流の祖・小堀遠州は千利休、古田織部といった安土桃山時代の茶人たちから学んだ茶の湯を洗練させ、江戸時代に一世を風靡した「きれいさび」という概念を生み出しました。 この概念は茶道にとどまらず、書画の世界にも当てはまるものとされています。遠州流の中興の祖である宗中は、そんな「きれいさび」の精神にのっとった格調高い書をよくして掛軸などを多数残しています。宗中の書は清代中国の書家・何紹基の作品にも通じる気品の高さがあったといわれています。
そのほか、狩野派の画家たちと合作で数多くの作品を手がけています。
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