ジャン・アルプ(Jean Arp)1892年 – 1990年
ジャン・アルプは20世紀前半から中期にかけて活躍した彫刻家です。ダダイズムという芸術運動における重要な作家のひとりといわれています。ダダイズムは、既存の社会や価値観に対する攻撃や否定を表現する芸術運動であり、ジャン・アルプはその最先端をいく作品を多く残しました。意味を拒否するようなオブジェは不思議な魅力をたたえ、現在でも多くの人を惹きつけています。
ダダイズムを代表する彫刻家
1886年、ジャン・アルプはフランス北東部の都市ストラスブールに生まれました。
幼い頃から芸術に親しみ、特に絵や彫刻には強い関心を寄せていたといわれています。
そんなジャン・アルプは美術学校に入学するものの、伝統的な美術に飽き足らず、新しいアートを模索する日々を送りました。
そんな中、同じく新たな芸術を模索していたマティス、シニャックといった画家たちと交流を深め、展覧会を開くなどして本格的な活動を開始します。
その後、スイスで展覧会を開いたり、ヨーロッパ各地を巡って新たな芸術に取り組む人々と交流するなどして見識を深め、既存の絵画や彫刻とは離れたオブジェやコラージュ作品などを手がけるようになります。 1927年には初の個展をパリで開催。その後は彫刻や詩などの作品を次々に発表。戦時中から戦後にかけて、一時期は妻の死に衝撃を受けて世間から離れた生活を送りますが、その後復活を遂げ、1954年にはヴェネツィア・ビエンナーレ彫刻部門賞を受賞。1963年にはフランス芸術大賞を受賞。その時代を代表する芸術家のひとりとなり、晩年まで精力的に活動しました。
ジャン・アルプの代表作
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「ひとつの形の上の3つの不快なオブジェ」
まるみを帯びたいびつな形の物体のうえに、小さな物体が3つ載っているという状態を表現した作品です。なかなか作品だけを見ると理解が及ばないような作品ではありますが、タイトルを見ると意図していることは何となく理解できます。ジャン・アルプは既存の社会や価値観を否定するダダイズムの作家であり、この作品にもその思想が反映されているのでしょう。
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「座像」
こちらも、解説がなければにわかには理解が進まない作品ですが、元のタイトルは「Assis」であり、これは動物が前脚をまっすぐ伸ばし、体をそらすようにしている状態のことをいいます。 そうしてみると、確かにアザラシのような動物が前脚を突っ張って上体をそらしているようにも見えます。どことなく精いっぱい虚勢を張っているかのようなユーモラスな雰囲気も感じられる、可愛らしい作品です。
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