
石踊達哉(いしおどりたつや)1945年–

石踊達哉は、優美な花鳥画を描くことで知られる日本画家です。
2000年、瀬戸内寂聴が現代語訳した『源氏物語』全54帖の挿絵を発表したことでも知られています。
また2007年には、金閣寺の方丈(客殿)の杉戸絵や天井画の制作を一任されたことも有名です。
そんな石踊達哉は当初、シュールな人物画を中心に描いていました。しかし1988年、フランス・パリで活動を始めてからは、改めて日本の伝統的な“美”を再認識するようになり、以降、現代風にアレンジした情緒あふれる鮮やかな花鳥画を数多く手がけています。このことから、“平成の琳派”とも呼ばれています。
また近年では、福島原発事故後に描いた屏風絵「記憶都市」をはじめ、前衛的かつ精神性のある作品を描き、注目を集めました。
日本特有の美しさを世界に発信する日本画家
石踊達哉は第二次世界大戦が激化する1945年、満州で生まれました。
戦後、日本に帰国してからは18歳までを鹿児島で過ごし、上京後は東京藝術大学に入学。大学院まで進みました。
1970年に同大学院を卒業した石踊は、本格的に画家としての活動を始めます。 1974年には創画展に自身の作品を出品し、1980年には東京セントラル美術館日本画大賞展への出品も果たしました。 こうして日本国内で目覚ましい活躍を見せたのち、1988年に渡仏。 芸術家にとっての聖地・パリにアトリエを構え、ここを拠点に創作活動に励みます。
これを機に日本の伝統的な“美”の素晴らしさを改めて実感した石踊は、以降、優美な花鳥画を中心に名作を多数制作。中でも、1998年から2年の歳月をかけて描いた瀬戸内寂聴現代語訳『源氏物語』全54帖の挿絵は、石踊の名前を世界中に広めるきっかけになりました。 こうして国内外で活躍している石踊は今もなお、自身の絵を通して世界各国に日本の“美”を発信し続けています。
石踊達哉の代表作
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「秋草」
萩の花と満月が描かれた作品です。
構図だけ見れば実にシンプルな花鳥画ですが、注目すべきはやはり色彩でしょう。 石踊ならではの鮮明な色合いが美しく、深い情緒を感じさせる作品に仕上げられています。 また、作中に見られる白い萩の花は石踊にとって力強い生命の象徴であり、他にも萩の花をモチーフにした作品が多く見られます。 -
「卯波」
キャンパスいっぱいに緻密な波模様が描かれた作品です。青を基調としつつも色合いに細かな変化をつけて描いており、石踊の洗練された色遣いや強いこだわりが見られます。 石踊は他にも海をモチーフにした作品を多く描いており、これは小学時代を過ごした枕崎の空や海のイメージが強かったからだそうです。
そのほか、「青海波」「化生の炎」などが代表作として知られています。
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