平福百穂(ひらふくひゃくすい)1877年–1933年
平福百穂は明治・大正・昭和にかけて活躍した日本画家です。
日本画や西洋画、さらには中国画などさまざまな絵画を学んで教養を深め、古典主義と写実主義をミックスさせた独自の境地を開きました。人物画や歴史画を数多く手がけているほか、古い絵画の保存・紹介にも努めました。そんな平福百穂の作品は現在においても高い価値を誇ります。
日本画・西洋画・中国画の深い教養をもとに傑作を描いた画家
1877年、平福百穂は秋田県に生まれました。
画家であった父の影響を受け、幼い頃から和田蘭画(秋田の地で江戸時代から盛んだった和洋折衷画)に親しみ、成長してからは父に手ほどきを受け、その死後は上京してさらに深く絵画を学びました。
百穂の師匠となったのは日本画家であり優れた教育者でもあった川端玉章で、百穂はその薫陶を受けて才能を伸ばします。1897~1899年には東京美術学校で学び、卒業後は独自の世界観を編み出して歴史画や人物画の分野で新風を巻き起こしました。
そんな平福百穂は同時代の画家たちと深い交流を持ち、結城素明らと結成した「无声会」をはじめ、川端龍子らと結成した「珊瑚会」などで活躍しています。 さらに百穂は歌人としても活動しており、歌誌「アララギ」の経営に参加したり、歌集を編んだりしています。 こうして明治・大正・昭和の芸術界を駆け抜けた平福百穂は、1933年に死去。56年の生涯を全うしました。
平福百穂の代表作
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「豫譲」
中国前漢時代の歴史家・司馬遷による書物『史記』に収められた「刺客列伝」からインスパイアされた作品です。豫譲(よじょう)は、戦国時代の中国で主君の仇を討とうとして果たせなかった刺客(暗殺者)であり、この作品では剣を抜いて馬車に向かったものの、馬に気づかれて失敗してしまったまさにその瞬間を描いています。驚いていななく馬と、それにまた驚いてしまった豫譲の姿が緊張感たっぷりに、そしてどことなくユーモラスなムードで表現されています。
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「堅田の一休」
“一休さん”の愛称で知られる室町時代の僧・一休宗純が悟りを開いた瞬間を描いた作品です。 放浪生活の中、江州堅田の地に辿り着いた一休さんは、祥瑞寺という寺に留まりつつ日夜悟りを開こうと座禅にふけっていました。そんなある日、川べりに浮かんだ小舟のうえで足を組み、座禅していると、どこからか鳥の声が鋭く聞こえてきました。その声を聞いた瞬間、一休さんは一気に悟りの境地に至った……という伝説があります。 この作品では、鳥が鳴く寸前の水や風の音さえ絶えた緊張感に満ちた一瞬を、繊細な筆致で見事に表現しています。
その他、「荒磯」などが代表作として知られています。
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