古賀春江(こがはるえ)1895年–1933年
古賀春江は、大正から昭和初期にかけて活動した洋画家です。
日本近代絵画において、シュールレアリスムを代表する画家と謳われる人物でもあります。
病により39歳の若さで命を落とすものの、水彩画、油彩画の分野で数々の秀作を描き上げ、後世に名を残しました。
その作風は短期間のうちに何回も変化しており、これはセザンヌやピカソ、クレーといった名だたるフランス画家の影響によるものです。
多彩な表現方法・様式で名作を描き続けた夭折の画家
古賀春江は1895年、福岡県久留米市に生まれました。
歴史ある寺・善福寺のひとり息子であり、幼少から孤独を好む神経質な性格だった古賀は、毎日読書や絵を描いて過ごしていたようです。
こうしてふだんから絵画に触れていたこともあり、15歳で画家・松本実に師事。画家を志して絵を学びます。また、その2年後には両親の反対を押し切って上京し、太平洋画会研究所および日本水彩画会研究所で腕を磨きました。
そんなある日、同居していた友人が自殺したことにショックを受けて帰郷。翌年、善福寺を継ぐことを条件に、恋仲であった岡好江と婚姻関係を結びます。
その後、再び上京して宗教大学(現・大正大学)に入学するものの、間もなくしてインフルエンザおよび急性肺炎を発病。やむなく大学を退学すると同時に、寺を継がずに画家として本格的に活動することを決意します。 しかし、約束を反故したことから仕送りが途絶え、一転して貧乏生活を余儀なくされました。
そのような状況下でも意欲的に創作活動を続け、もともと得意としていた水彩画に加えて、油彩画でも徐々に頭角を現していきます。 そして、1922年に開かれた二科展で二科賞を受賞したのち、13人の画家仲間とともに前衛芸術団体「アクション」を結成。シュールレアリスムの世界に傾倒していきました。 これらの功績から二科展の鑑査員に選任されるものの、34歳を過ぎた頃から病気がちになり、ついには1933年、39歳という若さでこの世を去りました。
古賀春江の代表作
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「海」
1922年の作品で、当時の最先端ファッションに身を包んだモダンガールや、ドイツの飛行船などが散りばめて描かれているのが特徴です。 発表当時、“日本初のシュールレアリスム作品”として大きな話題を呼び、一時は美術の教科書に必ず掲載されるほどでした。 とはいえ、本来のシュールレアリスムとは異なり、未来に憧れる“未来主義”を強く感じさせるものともいわれています。
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「素朴な月夜」
1929年の二科展に出品された作品で、クレーを思わせるような柔和なタッチとにじむような色彩が特徴です。 空を舞うフクロウ、大きな犬の玩具、何気ないテーブルなど、脈絡のないものが並べて描くことで、非合理的な世界観を演出しています。
そのほか、「川沿いの家」「物乞い」などが有名です。
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