オーギュスト・ロダン(Auguste Rodin)1840年 – 1917年
オーギュスト・ロダンはフランスの彫刻家であり、世界で最もその名を知られている巨匠のひとりです。19世紀末、近代彫刻をリードする存在として活躍しました。あまりにも有名な「考える人」をはじめ、世界各地で展示されている作品も多く、いずれも高い価値を誇ります。
19世紀の彫刻を代表する世界的な巨匠
1840年、オーギュスト・ロダンはフランスの首都パリに生まれました。
若き日のロダンは、10代の半ばに工芸学校で学んだほかはアカデミックな教育を受けず、ほとんど独力で彫刻を学んだといわれています。
その後、20代の初め頃に動物彫刻を得意とするアントワーヌ・ルイ=バリーに師事。室内装飾の職人として働きつつ腕を磨きました。
1870年にフランスとプロイセン王国の間で普仏戦争が勃発すると生活が苦しくなり、一時ベルギーに転居。1875年にイタリアを旅行した際に見たミケランジェロの作品に大きな衝撃を受け、あらためて彫刻家として活動を開始しようと決意します。
その後、ロダンの快進撃が始まりました。 リアリズムを突き詰めた「青銅時代」を皮切りに、発表する作品がいずれも高評価を獲得します。 そして1880年、新設する予定の国立美術館用のモニュメントを依頼されたロダンは大作「地獄の門」を構想。結果的に「地獄の門」は完成に至りませんでしたが、その一部として制作された「考える人」は、近代彫刻の代名詞的な作品として不滅の存在感を発揮しています。
オーギュスト・ロダンの代表作
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「考える人」
1889年に発表された作品で、本来は大作「地獄の門」の一部となるはずのものでした。「地獄の門」はダンテの叙事詩「神曲」に登場する地獄への入り口であり、ロダンは後半生のエネルギーを多く費やしてその作品に取り組んでいました。 ちなみに「名もない男が思考している様子を表現している」と思われがちな作品ですが、当初は「地獄の門を覗き込む人物」として構想されたものでした。そう思ってみてみると、のんびりと考えているというよりは、地獄の様子を覗き見てすくみ上がり、苦悩している人物のようにも思われます。
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「カレーの市民」
フランス北部の街カレーに設置されている群像で、6人の人物が苦悩しつつも力強く歩み出そうとしている姿を表現しています。 この作品はフランスがイギリスと長きに渡って戦った百年戦争のさなかにあった実話をモチーフにしたもの。当時、イギリス軍に包囲されたカレー市では人々が飢えに苦しんでいましたが、イギリス王エドワード3世は「誰でもいいから市の代表者6人が首に縄を巻いて出頭したら包囲を解く」と持ちかけます。処刑を意味する残虐な命令に従ったのは、ウスタシュ・ド・サン・ピエールをはじめとした6人の人々。彼らはカレーの街で飢える人々を救うために、自ら進んで自己犠牲の道を歩んだのでした。 ロダンは、そんな気高い人々の姿を荒々しくダイナミックに表現しています。
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