
金山康喜(かなやまやすき)1926年–1959年

金山康喜は昭和期に活躍した、大阪出身の洋画家です。
23歳のときに新制作派協会展で新作家賞を受賞。渡仏後は新人画家の登竜門「サロン・ドートンヌ」で初入選を果たすなど、若くからその才能を遺憾なく発揮しました。
こうしてパリで華々しいデビューを飾るものの、それから間もなくして一時帰国した際に急逝。33歳という若さでこの世を去りました。
そのため、残されている情報は少ないものの、フランス滞在中に交流を深めた洋画家・野見山暁治の随筆にたびたび登場したことから、現在は“夭折の天才画家”として根強い人気を誇っています。
日本画壇およびパリ画壇に大きな影響を与えた早逝の画家
金山康喜は1926年、大阪府大阪市に生を受けました。
東京帝国大学(現・東京大学)卒業後は大学院に進学しますが、このとき同じ大学の出身者であり、のちに抽象画家として名を馳せる田淵安一から画塾に誘われます。これが大きな転機となり、画家を志すようになります。
こうして勉学に励む傍ら、洋画家・猪熊弦一郎のもとで絵を学んだ金山は、23歳で新制作派協会展の新作家賞を受賞。その2年後、「ソルボンヌ大学で経済学を学ぶため」という名目でフランスに留学し、本場の西洋画を学び始めました。 ソルボンヌ大学に入学した年、新人画家の登竜門といわれる「サロン・ドートンヌ」に出品し、いきなり初入選を果たします。 以降、パリ画壇デビューした金山は、アンデパンダン展に出品した作品がフランス政府に買い上げられるなど、輝かしい功績を残します。 こうして順風満帆な画家人生を歩む金山でしたが、残念ながらそれも長くは続きませんでした。 一時帰国した翌年の1959年に急逝。わずか33歳で帰らぬ人となりました。
金山康喜の代表作
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「コーヒーミルのある静物」
平面的に描かれているにもかかわらず、独特の深みと引き込まれるような奥行きを感じさせる静物画です。 油彩を繰り返し薄く塗り重ねることで、下の絵の具を透けさせているのが特徴。また、細部にまでこだわった筆致からは、金山自身の繊細な性格がうかがえます。
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「食前の祈り」
全体的に暗めの青を基調として描かれた、哀愁ただよう作品です。 こちらも平面的でありながら奥行きを感じさせる構図に仕上がっており、遠景にはひとつのテーブルを囲んで座る4人の人物が描かれています。 1人は背を向けて描かれているものの、残りの3人は目を瞑っており、何かに祈っているかのような表情、はたまたどこか沈痛な面持ちにも見て取れます。
そのほか、「壜のある風景」「聖ヘレニウスの鍋」などが代表作として挙げられます。
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