羅聘(らへい)1733年–1799年
羅聘は清代中期に活躍した、安徽省出身の画家です。
早い段階から揚州に移り住み、そこを拠点にして画家活動に勤しみました。
「揚州八怪(清朝乾隆期に揚州で活躍した8人の画家の総称)」の代表的存在である金農に師事しており、後に自身も「揚州八怪」の1人として名を馳せることになります。
そんな羅聘は、人物や風景、花卉、仏像など、さまざまなモチーフの絵を描きました。中でも代名詞といえるのが、鬼や魑魅魍魎といった妖怪の類を描いた作品です。つねづね「白昼に鬼が見える」と主張しており、その様子を描いた「鬼趣図」は特に羅聘を代表する作品となりました。
鬼の絵で絶大な人気を得た「揚州八怪」のひとり
羅聘は1733年、安徽省歙県に生まれました。
しかし、1歳の頃に両親を亡くしており、早くに揚州に転居。以降、揚州を拠点に活動しています。
幼い頃から不遇な境遇に立たされた羅聘でしたが、生まれ持った詩の才能が世間に認められ、揚州で芸術家としての道を歩み始めます。 当時の揚州では多くの画家が絵を売って生計を立てており、羅聘はその中のひとりである金農に師事して絵を学びました。このとき、すでに金農は70歳を越えており、羅聘が最晩年の弟子となります。 金農がこの世を去ったとき、羅聘は実の父と死別したかのように悲しんだといいます。
その後、人生の後期に入ってからは首都・北京を頻繁に訪れるようになり、自身の絵を積極的に売り出していきました。 中でも鬼や妖怪を題材にした作品は大きな反響を呼び、一大旋風を巻き起こしました。 こうして飛躍的に名を広めた羅聘でしたが、1799年、66歳の若さでこの世を去ります。 後に羅聘は生前の功績が認められ、師・金農とともに「揚州八怪」のひとりとして後世に語り継がれていくことになりました。
羅聘の代表作
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「鬼趣図」
羅聘を語るうえで欠かすことのできない、最も有名な代表作です。
全8幅から成る大作であり、羅聘が白昼に見たという鬼をモチーフに描かれています。 また、鬼を人間にたとえて当時の封建制度を揶揄したのではないか、という説もあるようです。 独特な心象表現で描かれた作品であり、当時はもちろん、現代においても多くのファンに支持されています。 -
「寒山拾得図」
唐代の高層であり、多くの奇行を見せた僧・寒山と拾得を題材にした作品です。 寒山、拾得は後世において芸術の題材として選ばれることが多く、羅聘以外にも数々の名画家が寒山拾得図を描いています。 羅聘の寒山拾得図については現在、アメリカ・ミズーリ州にあるネルソン・アトキンス美術館に所蔵されています。
その他、「丹桂秋高図」「画竹有声図」などが代表作として知られています。
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