
佐分真(さぶりまこと)1898年–1936年

佐分真は、大正から昭和にかけて活躍した洋画家です。
バロック期を代表する画家レンブラント・ハルメンソーン・ファン・レインの影響を強く受け、重厚でリアリティーのある写実的な画風を確立させました。
名家に生まれたということもあって裕福な画家人生を送るものの、39歳の若さで自ら命を絶つという劇的な最期を迎えています。
また、彼の死後、新進気鋭の洋画家を奨励するための佐分賞が設けられました。
リアリズムに傾倒した堅実な画風を生み出した夭折の画家
佐分真は1898年、愛知県名古屋市に生まれました。
父は第6代一宮町長を務めるほどの人物だったことから、裕福な環境で育ちます。
そんな佐分は幼少期から画家を志しており、17歳で上京して川端画学校夜間部で絵の腕を磨きました。その翌年からは東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科で学び、24歳で卒業すると同時に土屋しげ子と結婚。さらに2年後の1924年には「静物」で帝展初入選を果たし、画壇デビューを遂げます。
こうして順風満帆な人生を送った佐分は、その後も白日会や光風会の会員に推挙されるなど、輝かしい経歴を積み重ねていきます。 そんな中、1926年に妻・しげ子が急逝。愛する人を失った影響からか、この頃からさらに創作活動に力を入れるようになります。 1927年からは自身の絵の方向性を再度見直すために、ヨーロッパ各地を放浪。その結果、堅実なリアリズムあふれる画風を築き上げることに成功しました。なお、この旅の中で生まれた作品「貧しきキャフェーの一隅」は帝展で特選を受賞しており、これで画家としての名声を一躍高めています。
しかし帰国後、佐分は周囲との距離を置くようになり、白日会や光風会など、参加していた美術団体も相次いで脱退。そしてその翌年、自宅のアトリエで自ら命を絶ちました。その傍らには3通の遺書が残されていたものの、結局死を選んだ理由については明らかになっていません。
佐分真の代表作
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「貧しきキャフェーの一隅」
最愛の妻が亡くなった翌年、初めてヨーロッパを訪れた際にたどり着いた、均衡と調和の画風で描かれた傑作です。 老人たちの何気ない日常が、レンブラントが得意としていた“明暗の対比”によって深く重く表現されています。 るうえで欠かせない作品といえるでしょう。
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「画室」
第15回帝展で特選に選ばれた代表作。 とある画室にて、1人の描き手と裸婦画のモデルを務める2人の女性が描かれています。 落ち着きのある色合いに統一されており、また全体的にバランスのとれた構成に仕上がっているのが特徴。佐分の持ち味が存分に活かされた作品といえるでしょう。
そのほか、「室内」「インドの女」などが代表作として知られています。
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