小森邦夫(こもりくにお)1917年–1993年
小森邦夫は、昭和時代に活躍した彫刻家です。
主に女性像をはじめとする人物の像を得意とし、端正で気品のある佇まいの作品を多く手がけており、いずれも高い価値を誇ります。ダイナミックな動きよりは繊細な表現にこだわることを好み、情緒豊かな傑作を多く生み出しました。
優れた彫刻家として活躍し、現在も公園などで見られる作品を多く残した一方、教育者としても知られ、能島征二などの彫刻家を指導しました。また日本彫刻会の委員長や日展事務局長といった役職を務め、日本の彫刻界の発展に尽くしました。
情緒豊かな人物像を得意とした昭和の彫刻家
1917年、小森邦夫は東京都で生まれました。
日大皇道学院で学んだのち、1935年に構造社の彫塑研究所に入所。斎藤素巌に師事して腕を磨き、構造展に作品を発表。1940年には皇紀2600年を記念した展覧会に「めぐみ」を出品。入選を果たして新進気鋭の彫刻家として知られるようになります。
その後は戦時中を挟んで文展、日展で活躍。戦後の1946年に日展に出品した「久遠」が入選して以降は、主に日展で活躍しました。1953年には日展で特選および朝倉賞を受賞。また同じ年、日本彫塑会展に出品した「婦(A)」で高い評価を受けています。その後、1955年、1956年には2年連続で日展の特選に選ばれるなどしてその評価を不動のものにしました。
作品を発表するかたわら、日展では審査員を務め、会員や評議員としても活躍しました。
また、茨城県では戦後すぐの段階から茨城県展の運営に携わっており、その縁で茨城県内の各地に小森邦夫の作品が展示されています。
小森邦夫の代表作
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「徳川光圀像」
水戸黄門の名で知られる水戸藩の第2代藩主・徳川光圀の姿をかたどった像です。茨城県水戸市の千波公園に設置されています。水戸市内には光圀の像が数多く見られますが、小森邦夫の作品は威厳のある佇まいで光圀を表現していることが特徴で、理知的な表情が印象に残ります。
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「砂丘」
こちらも茨城県水戸市で見られる像で、浄土真宗本願寺派の安楽寺の敷地内に設置されています。片膝を立てて座った女性の姿をかたどった裸婦像で、美しい背中や腕、腿のラインが特徴的です。 ちなみに、小森邦夫は安楽寺の庭の設計にも携わっています。
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