藤井浩佑(ふじいこうゆう)1916年-1984年
藤井浩佑は、明治から昭和にかけて活躍した彫刻家です。
リアルな裸婦像や寓話的なシチュエーションを表現した作品、また人以外のものを写実的に表現した作品など、多彩な彫刻作品を手がけていることが特徴として挙げられます。
確かな表現力を発揮して優れた作品の数々を世に送り出し、高い評価を得ました。文展などの官展で活躍したあと、日本美術院の院展で活躍。戦前は帝国美術院や帝国芸術院の会員となり、さらに戦後は日展の運営会理事なども務めています。
そんな藤井浩佑の作品は各地の美術館に所蔵されているものも多く、いずれも高い価値を誇ります。
ユニークな作風で知られる彫刻家
1882年、藤井浩佑は東京に生まれました。
父は唐木細工を生業にしていた人物で、その影響もあってか若い頃から芸術の道を志し、東京美術学校(現在の東京藝術大学)に進みます。
1907年に卒業したあとは、第1回の文展に出品。その後は文展で作品を発表します。 1911年、「鏡の前」を皮切りに通算4回の三等賞に輝きますが、1916年には日本美術院に発表の場を移し、以後はしばらく院展で活躍します。 その後、1936年に文展の審査員を務めることになって院展を離れ、帝国美術院の会員となります。 1937年には帝国芸術院の会員となり、当時を代表する彫刻家のひとりとなりました。 戦後は日展(文展から改称)の運営理事を務め、日本の彫刻界における重鎮として存在感を放ちました。
こうして彫刻家としてのキャリアを積み上げていった藤井浩佑は、1980年に日本芸術院会員となり、また日展の常務理事を務めるまでになります。そのほか、金沢美術工芸大学や筑波大学芸術専門学群の教授を歴任し、後進の指導にもあたっています。
藤井浩佑の代表作
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「潭」
セメントを使った作品で、第6回文展に出品されました。岩の中に人が溶け込むような情景を表現した作品であり、寓話的な手触りをもっているのが特徴として挙げられます。 現在、この作品は東京国立近代美術館に所蔵されています。
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「鏡」
こちらは第2回新文展に出品された裸婦像で、タイトルが示すように鏡に向かっている女性の姿を表現しています。鏡を見つめる女性が意識的にポーズをとっているところを見事にとらえています。 この作品は現在、京都市美術館に所蔵されています。
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「浴後」
入浴を終え、椅子に腰かけてくつろいでいる女性の姿を表現した裸婦像です。 足を組み、手を頭の後ろにやってくつろいでいる女性のゆったりした雰囲気が見事に伝わります。 この作品は現在、神宮徴古館に所蔵されています。
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