胡鉄梅(こてつばい)1848年–1899年
胡鉄梅は、清代中国の画家です。
明治初期の日本に来日して後半生を過ごし、多くの日本人画家に影響を及ぼしました。そのような経歴がある古都から、その作品は中国はもちろん日本でも高い価値を持ちます。山水画や花卉画に優れ、絵画の世界で四君子と呼ばれる「蘭」「竹」「菊」「梅」などを好んで描きました。特に花を題材にした作品は、みずみずしい色調で描かれた美しい仕上がりになっており、高評価を得ています。
日本の画家にも影響を及ぼした清代の画家
1848年、胡鉄梅は現在の中国安徽省で生まれました。
書画を学び、幼い頃から天才の片鱗を見せますが、長じるに至って政治活動に傾倒し、清王朝を激しく批判したことで当局に目をつけられるようになります。
時に、1886年。日本人女性を妻に迎え、日本に友人も多かった鉄梅は国を逃れて海を渡り、亡命生活に入ります。はじめは石川県金沢市に、やがて兵庫県神戸市に居を移し、新聞を発行するなどして政治活動を続けます。
清王朝に改革のきざしが見えたときには一時帰国して政治活動を行いますが、改革が頓挫して保守派が権力を手にすると、再び亡命を余儀なくされます。 1回目の亡命時と同じく神戸に居を構えますが、その後は政治活動で目立ったことを行わずに芸術家として生活し、1899年に天寿を全うしました。死去の際には、早世した妻と同じ墓に埋葬されています。
このように“政治活動家”として浮き沈みが激しい激動の生涯を送った胡鉄梅ですが、日本では、日本人画家たちに大きな影響を与える“来舶清人”の画家として知られました。 日本でその画名を高め、神戸で亡命生活を送っていた時代に神戸、大阪などでさまざまな画家と交流を深めています。その頃、鉄梅の作品を含む書画集『題画詩集』が出版されています。 こうして、中国よりはむしろ日本で有名な画家となった胡鉄梅。現在、その作品の多くは、日本国内の博物館や美術館に所蔵されています。
胡鉄梅の代表作
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「牡丹蛺蝶図」
牡丹の花、蛺蝶(アゲハチョウ)が描かれた作品です。写実的でありながら抒情性たっぷりで、したたるほどにみずみずしく描かれた牡丹の花が見る人を惹きつけます。 この作品は、1870~1880年代に来日していた南京出身の画家・王冶梅との共作で描かれました。 胡鉄梅が牡丹を、王冶梅がアゲハチョウを担当し、完成した作品はふたりと交流のあった日本人画家・森琴石に贈られました。 その他、「花鳥狸奴図」などが代表作として知られています。
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