
何紹基(かしょうき)1799年–1873年

何紹基は、清代中期から後期にかけて活躍した書家です。
字(あざな)は子貞、号は東洲。中国の書の世界における最重要人物のひとりと見なされています。古今東西の優れた書体をあまねく学び、それらを自らの血肉としたうえで独自の趣のある書体を完成させました。
墨痕あざやかに力強いラインを描きつつ、爽やかさを感じさせる大らかな仕上がりの独特の行書体は、「懸臂廻腕」と呼ばれる彼独自のもの。現在でも紹基に憧れてこの書体を学ぶ人は多く、その意味でも紹基の作品は高い価値を持っています。
また詩人や学者としても名高く、著述においても知られました。
独自の行書体「懸臂廻腕」を編み出した天才書家
1799年、何紹基は現在の中国湖南省に生まれました。
幼い頃はいわゆる神童というべき少年であり、書や試作に優れるとともに歴史や科学などの学問にも並々ならぬ才能を見せました。
そもそも何紹基の生家は名門で、紹基の父・何凌漢は現在でいうところの財務大臣にあたる「戸部尚書」という役職をつとめた重要人物でした。
そんな家庭環境の中、紹基はさまざまな分野の学問で優秀な成績をおさめ、自らもエリートの道を歩み始めます。書家・学者として高い名声を誇った阮元に支持して学問をきわめつつ、古今の書体・書風などを学んでいます。書においては、顔真卿の書風を基本としてさまざまな書体・書風を盛り込み、独自のスパイスを加えて紹基オリジナルというべきものを生み出しました。
1852年には努力が実を結び、現在の四川省において教育行政をつかさどる役職(学政)に就きました。 しかし、心ない誹謗中傷が原因で役職を退くことになり、以後は野にくだってさまざまな書院で主講をつとめ、自らの書を追求する後半生を送りました。
何紹基の代表作
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何紹基は、現代に至るまでの中国の歴史において最も重要な書家のひとりと見なされています。
彼は、古今のさまざまな書体を研究し尽くした果てに生み出された「懸臂廻腕」という書体を駆使しました。融通無碍で唯一無二の紹基でしかあり得ない書体であり、後世にも大きな影響を及ぼしています。唐の時代に書の基礎を築いた顔真卿を敬愛し、その書体を基本に置いた紹基。 ここに、さまざまな古今の書から得た書体や書風を織り込み、「懸臂廻腕」を築き上げました。
おびただしい数の書のほか、『東洲草堂文鈔』『東洲草堂詩鈔』などの著書も残しています。
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